「とびらプロジェクト」フォーラム【美術館から社会的課題を考える】に行ってきました。
東京都美術館と東京藝術大学が連携する「とびらプロジェクト」。その取り組みを紹介するフォーラム「美術館から社会的課題を考える ―する/されるをこえて」を聞きに行ってきました。登壇者は、東京藝術大学教授の日比野克彦氏、働き方研究家の西村佳哲氏、アーツカウンシル東京の森司氏、東京都美術館学芸員の稲庭彩和子氏、東京藝術大学特任教授の伊藤達矢氏。
西村佳哲氏の本は、働き方に悩んでいた頃から読んでいたので、ご本人の姿が見られてちょっと感動。
- 作者: 西村佳哲
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/02/01
- メディア: 文庫
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今回は、最近よく見かけるようになった「グラフィック・レコーディング」を真似て、イラストつきでまとめてみました。最近出版されたばかりの『Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』がわかりやすいです。
Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書
- 作者: 清水淳子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: 単行本
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ではさっそく、第一部から。
東京藝術大学美術学部特任助手の大谷郁氏から、とびらプロジェクトの概要説明。「今聞いた話を、近くの人と3人組をつくって話し合いましょう」というシェアタイムが、たいへん気恥ずかしかったです……。
続いて西村佳哲氏と稲庭彩和子氏のクロストーク、「一緒に冒険する、ということ」。ミュージアム・トリップという取り組みを通した、「する/される」という関係を越えた「とびラー」と参加者のお話。
休憩を挟んで、パネルディスカッション「未来をつくらないコミュニケーション、つくるコミュニケーション」へ。コミカルでつい笑ってしまう楽しいセッションでした。
また、登壇された日比野克彦先生による、「Diversity on the Arts Project」という履修証明プログラムが開講されるそうです。芸術×福祉がテーマ。2017年2月22日(水)まで募集しているとのこと。
今まさに私も、福島県須賀川市や大分県別府市でミュージアムをつくる仕事をしています。それぞれの地方で、どんなふうにまちの人がミュージアムやアートに関わっていけるのか、模索を続けていきたいと思います。登壇者のみなさま、ありがとうございました。似顔絵が下手くそでごめんなさい。