〔日記〕ギョサンがたくさん届く
- 山は若葉の、
- そのなかの
- 広告文字
- 山頭火
晴、なか/\つめたい。
種田山頭火 其中日記 (三)
待つてゐるものは来ない。
すっと、腑に落ちる。
なんか遠慮して自分のことを「ライターです」とか名乗っていたけれど、もう堂々と「作家です」って言って大丈夫だ。
ライターは、物事に昭明を当てる仕事。
いい意味で火をつける仕事。
作家は、生み出す仕事。
「仕事」という言葉への抵抗感も薄れてきた。
仕事という遊びを続けていけばいいんだ。
公式サイトをちょっとだけリニューアルする。
財布をなくしたと言ってしょんぼりしながらジロウが帰ってきた。
ギターが配送されてくるときに使われていた、巨大な段ボールを捨てに行く。
小脇に抱えると、「サーフボードを抱えてこれから海に行く人」になったような気がしてテンションが上がる。
海には白い波。風が強い。
ウィンドサーフィンには絶好の日和だと思う。
お茶を沸かしながら、無印良品のはたきを買おうかなと考えている。
玄関チャイムが鳴る。今日は佐川急便だ。
いつも不在届けが入っているから、担当の男子の名前を覚えてしまった。
佐川のダイスケくんは、今日はなぜか「大入」と書かれた前掛けをしていて、酒屋さんみたいだった。
ギョサンが届いた。うれしい。
ずっと狙っていた、ラメ入りクリアブラック。
和風の一本鼻緒。底も厚めで下駄みたい。
早速履いた。履き心地、なかなか良い。
ブルーライトで光るという、蛍光クリア。
届いたときから変な色に光り出していた。なんかわかんないけど、エロい。
ジロウはオレンジ。
写真より、現物は限りなく便所サンダル的色合いだった。
玄関がギョサンまみれになった。大変嬉しい。
飯を炊いて、トマトとベーコンのとき卵味噌汁をつくる。
落ち込んでいるジロウは再びソファーで寝ている。
洗濯をして、頼まれた原稿執筆の続き。
講演資料の作成準備。
ようやくジロウが起きて来たので、17時過ぎに一緒に家を出る。
そのままヒグラシへ。今日は釣り師のひとみさん。
はるばる小倉からやってきたという母娘(お母さんは「3人姉妹ですのん」と言っていたが、お母さんと姉妹だ)と、フリーペーパー『雲のうえ』について盛り上がる。
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釈迦へ。完全に呑みすぎ。
お気に入りだった魚の骨の形のピアスを落としてしまう。
普段はしんとしている夜の鎌倉が、GWの今日は暗くなっても賑やかだった。
ジロウの財布は無事に見つかったらしい。