〔日記〕いつ死んでも悔いはないけれど
- 青葉へ無智な顔を
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- 山頭火
八幡は労働都市だけあつて、たべもの店が多くて安い、そこで私もサケとビールとシヨウチユウとのカクテルを飲んだ。
種田山頭火 行乞記 北九州行乞
陰暦卯月廿四日、不正出血。
懐かしい先生の夢を見ていた。
「また必ずお会い致しましょう」と右手を差し出したら、なぜか先生は左手で握手をしてきた。
昨日は金運的に縁起の良い日であったらしい。
あんな雨のなか、銭洗弁天へ行って来たという人をよく見かけたのはそのせいだったのだ。
河を見下ろすと、池のように水面が凪いでいる。
潮が上げてくるのと、河が流れてくるのとが、ちょうどよい均衡を保っているらしい。
金色の鯉が優雅に泳いでいった。
市の健康診断のチケットが来ていたので、子宮頸がんの検診を受ける。
もう10年以上、毎月不正出血があり、なおかつそれが生理とあまり変わらない量で期間が長く、むしろ1ヶ月のうちに血が出ていない日のほうが少ないのだと告げると、カルテを書いていた先生の手がピタリととまった。
「10年その状態で大丈夫だったということは特に問題は無いのかもしれないけれど、これから30才になったり40才になったりすると状況は変わってくるんじゃないのかな」
うーん、30才になってからはかなり久しいのだけれど、言われてみれば異常な状態だよなぁとあらためて思う。
血が常に流れ続けているのが、もはやあたりまえになってしまっていたのだ。
ついでに子宮体がんの検査もしてもらうことにする。
超音波でも診てもらう。
「うーん、子宮筋腫があるって、言われたことない?」
「ええっ、ないですよ」
子宮の隣に、子宮と同じサイズの筋肉質っぽい塊が写るらしい。
子宮筋腫のイラストを見せてもらって説明を受ける。
子宮からにょっきりとエリンギのように生える不気味な瘤……。
「でも宿便かもしれないから、また来週診てみましょう」ということになった。
いつ死んでも悔いはないけれど、死ぬまでに小説はたくさん書きたいなぁ。
御成スタバへ。
id:WorldWorldWorld さんの記事を参考にして、はてなブログのカテゴリーを整理する。
わかりやすくて大変有難い。
ロバート・シャインフェルドの『あなたの夢をかなえる目に見えない力の秘密』を参考にして、「広告」を書く。
ヒグラシへ。
検診が肉体的にも精神的にもダメージが大きかったようで、よろよろとしている。
冷酒を3合ひっかけてサクッと帰る。
コンビニでチキンを買って小腹を充たす。