〔日記〕自分の「原型」は何なのか
- 待つでもない
- 待たぬでもない
- 雑草の月あかり
- 山頭火
机の上に蝉の子がぢつとしてゐる、殼を脱いだばかりのみん/\蝉である、今夜はこゝで休んで明日からは鳴いて恋してそして死ね、お前の一生は短かいけれど私たちよりは充実してゐるぞ。
種田山頭火 其中日記 (四)
陰暦水無月朔日、晴れ。
ディーパック・チョプラの『ゆだねるということ』を読んで、自分の「原型」は何なのかとぼんやり考える。
内面に書き込まれた神秘的な物語、そこに登場するヒーローやヒロインは、原型(アーキタイプ)と呼ばれています。この原型は、集合的な宇宙のレベルに存在する永遠のテーマでもあります。テーマとは、宇宙的な魂、つまり集合的な意識(カール・ユングの言う集合的無意識)の渇望、想像、もっとも大きな願望を象徴したもので、古代文化の文書のなかに見いだすことができます。時代によって形に違いはありますが、核心となる部分にはまったく変化はありません。いい悪いは別にして、このような原型は、現代の映画、メロドラマ、タブロイド紙のなかにも姿を現します。神であれ悪魔であれ、神聖であれ不敬であれ、罪人であれ聖者であれ、冒険者、賢者、求道者、救出者、愛する人、すべての人物は、宇宙的な魂のもつ意識エネルギーが顕著な形で表現されたものなのです。
原型は宇宙的な魂から生まれてきますが、その役割を当てられているのは個人的な魂です。物質的な世界では、原型が登場する神秘的なドラマが毎日演じられています。マリリン・モンローは官能や美の女神アフロディーテ。ロバート・ダウニー・Jr. は荒々しく享楽的なバッカス。故ダイアナ妃は自分の信念のためなら掟を破ってでも戦う、勇猛で恐れ知らずの戦士アルテミス――このように個人の魂に原型を見ることができます。*1
著名人にかぎらず、すべての人間の心のなかには、自分に適した原型がひとりまたは二、三人、宿っています。*2
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洗濯物を干して、散歩に出掛ける。
材木座海岸に何かの生き物の目玉と肝が、まとまって大量に落ちていたのだが、いったい何だったのだろう。
漫画のグロい妖怪退治のシーンみたいだった。
骨は無く、血も無い。
ただ、同じ形の目玉と臓器が転がっているのである。
カラスやカモメが一羽ずつやってきてつついていたが、あまり旨くはなかったようである。
漁師がイカでもさばいた後だろうか……(と思いたい)。
今日も桜貝を拾う。
内側がアメジストみたいに紫色の貝も。
戻ってお昼。ジロウにそうめんを茹でてもらう。
アビヤンガ用の胡麻油をキュアリングした。
80℃で火をとめると、ちょうど101℃くらいまで上昇する。
ひたすらノートの切り替え作業。眠い。
日記を書いて、
力尽きてしばし昼寝。
買い物に出掛ける。
狙っている獅子の香立てと、手ぬぐいのカードケースをチェックする。
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梵字シールを買った。
ヒグラシへ。
冷酒三合、まぐろ中落ち、冬瓜。
ほろ酔いで帰って、スルメを囓りながら『天智と天武』を読み返す。
- 作者: 中村真理子,園村昌弘
- 出版社/メーカー: 小学館
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