〔日記〕それがその人のやり方
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- 山頭火
私の好きな山がかさなつてゐる、私の好きな友だちといつしよである、酒はひきぬき、風はすゞしい、あゝ極楽、極楽。……
種田山頭火 行乞記 仙崎
水無月廿八日、くもり。
事務仕事を近くで他の人がやっていると、「あー、もうっ!」と手を出したくなってしまう。悪いクセである。
そうやって何でも手を出して、何でも抱え込むからウツになるのだ。
効率が悪そうでも、要領が悪そうでも、それがその人のやり方であって、いちばんスムーズなこともあるというのを、忘れてはいけない。
ゆるゆる起きて、極楽カリーで昼食。
葉っぱ小屋に寄ったが、ジロウが気に入っていた鞄展は終了してしまったようだ。
横須賀へ向かう。
JR横須賀駅からバスに乗って、横須賀中央へ。
銀行へ行って各種手続きの相談と振込。
郵便局へ行って、こちらも手続きの相談と入金。
市役所へ行って義母さんの戸籍を取る。
楽器屋さんをしばらく物色する。
三線の楽譜と、中島みゆきの楽譜を買おうかどうしようか迷うがやめる。
京急で久里浜へ。
実家の空気と花を入れ替える。
作業をするジロウの横で、暇なのでゲームに興じる。
一升屋へ。
義父さんが書いた絵が飾られていた。
日本酒、鯖のタタキ、アジフライ、黒船コロッケ。
久里浜で釣ったという鯵は、とても肉厚で美味しかった。