醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕両極端の世界を見た

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明けてゆく海の色はうつくしかつた。
六時出発、深川町を行乞しはじめたら大夕立がきた、そして地雨らしく降りつゞける、馴染の川本屋へとびこむ、こゝの主人公――押入聟さん――は私の放浪時代に度々同宿して打解けた飲友達だ、久振に一杯やらうといふので一升買つた、酔うて唄うて踊つて――誰も彼もいつしよになつて――近来の大散財なり。

種田山頭火 行乞記 仙崎


文月二日、晴れ。

自分だけの専門分野を持つ?

たとえば、内沼晋太郎の「本」のように。
たとえば、吉田類の「酒場」のように。

これからの本屋読本

これからの本屋読本

それが自分にとっては「図書館」や「公共施設」「公共サービス」「コミュニティ」だと思っていたけれど、どうやら違ったみたいだ。
それらの最先端と思われるところに触れ続け、日本全国を回ってみたりはしたけれど、あんなにどっぷり浸かっていたはずなのに関心が持てなかった。
その分野を勉強し続けたいという欲が湧いてこないのだ。

公共と、まつろわぬ民。

両極端の世界を見た。

どちらもどちらのことを理解していなかった。

じゃあ、おれは理解しているのか?
いや、おれはそういう意味じゃ、やっぱり自分のことしか関心が持てないのだ。

過去の自分を救うようにしか、他人には手を差し伸べられない。

でも、それでいいんじゃないかと思っている。


ややのんびり起きる。
夜半にものすごい雨が降ったらしい。
河がアマゾンみたいになっている。

のんびりと風呂に入り、飯を炊く。
起きるのが遅めだったので、散歩には出ない。

溜まっていた日記をまとめて更新する。


小説を書く。


ジロウが風呂に入っている間に坐禅をする。

ぷらぷらと御成スタバへ。
執筆を頼まれている記事の資料集め。

UQ WiMAX がすごく遅い。
18年前に高校で使っていたインターネットを思い出した。
スタバのWi-Fiと干渉し合っているのだろうか?
それとも、もうそろそろ乗り換え時か……。

資料がそろったので切り上げる。
ヒグラシへ。冷酒2合、まかない刺身、鶏ナンコツ、まかないサワー。

帰ってきてから、残り物のご飯をねこまんまにしていただく。
結果、お腹が苦しくて眠れない。
仕方がないので、『MUJIN 無尽』をひたすら読む。

MUJIN ―無尽― 2巻 (コミック(YKコミックス))

MUJIN ―無尽― 2巻 (コミック(YKコミックス))

MUJIN 無尽(3) (ヤングキングコミックス)

MUJIN 無尽(3) (ヤングキングコミックス)

MUJIN 無尽 4巻 (ヤングキングコミックス)

MUJIN 無尽 4巻 (ヤングキングコミックス)

MUJIN~無尽~ 巻之5 (ヤングキングコミックス)

MUJIN~無尽~ 巻之5 (ヤングキングコミックス)