〔日記〕隠語のように
九時から一時まで辛うじて行乞、昨夜殆んど寝つかれなかつたので焼酎をひつかける、それで辛うじて寝ついた――アルコールかカルモチンか、どちらにしても弱者の武器、いや保護剤だ。
種田山頭火 行乞記 (一)
長月廿五日、晴れ。
「目標」と「願い」を混同してはいけない。自分で定めたちっぽけな目標にしがみつくよりも、もっと大きな願いをそっと心に抱いて生きるのだ。
やたら担々麺が食べたくてしかたなくなる。一閑人にジロウと行く。ジロウは辛い豆乳ラーメン、チャーシュー、煮卵、パクチー追加。担々麺はものすごい量で、完食には至らなかった。
御成スタバへ。小説を書いて、
「行こう」
— 野原海明/小説家 (@mianohara) November 2, 2018
グラスを空にすると、タケシさんは私の背中に手を添えた。
「ごちそうさま」
店主に声を掛けて店を出る。縄のれんも看板も、もう仕舞われていた。
白濁(五十八) - 終わらない夏 @mianohara - g.o.a.t https://t.co/XFIjvTXy1B
夢日記を書いて、
雨があんまり長く降り続くので、海面が上昇してうちのベランダを越えてくる。波の上に透明な海百合がぽっこり顔を出していた。ガラス玉みたいで、あんまりきれいなのでiPhoneで写真を撮る。
— 野原海明/小説家 (@mianohara) November 2, 2018
(十六)夢の中にはもう一つの幻想がある|野原 海明|note https://t.co/8r6ODc3l8Z
日記を書く。
「持っている財産の量が今たまたま多い」金待ちじゃなくて、「必要であればすぐにお金を集められる」金持ちになりたいなぁと思う。
— 野原海明/小説家 (@mianohara) November 2, 2018
〔日記〕必要であればすぐに - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明 @mianohara https://t.co/gYfb4pAi8x
15時頃家を出る。竹扇へ。まつもと純米のぬる燗、天青の常温。だし巻き卵、きのこのてんぷら、かしわそば。まだ15時過ぎだというのに空は夕方っぽくて、酒を呑むのには罪悪感がなくていい。
— 野原海明/小説家 (@mianohara) November 2, 2018
〔日記〕罪悪感がなくていい - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明 @mianohara https://t.co/FK6cWl3qj0
やりきった感でヒグラシへ。ひら乃のマスターが突然心臓発作で亡くなったの聞いて衝撃を受ける。もうあの焼き鳥は食べられないのか。
鮭のちゃんちゃん焼きを「ちゃんちゃん」、ぎんなんを「ぎんぎん」と呼び、どちらも隠語のように話すのが流行る。
冷酒三合呑んで帰宅。やたらと気持ち悪くて眠れない。しょうがないので、『大奥』を次々に買って読む。
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気持ち悪いのはおさまらない。トイレでちょっと吐く。と、壁にゴキブリをみつけた。この家に越して三年目にして、初めてのゴキブリだ。寒くて動きが鈍いので、ティッシュでつかんで便器に流す。ゴキブリが現れるほど、この家の結界が薄れてきているのかしら、とぐったりしながら思う。
吉本ばななの『「違うこと」をしないこと』も買って読む。
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ようやくジロウが帰ってきたので、安心してトイレへ行く。