醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕その場で照明を買う

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  • なつかしくも
  • やはらかい
  • フトンである
  • 山頭火

源三郎さんは――奥さんも父君も――好感を持たないではゐられないやうな人柄である、たらふく酒を飲ませていたゞいて、ぞんぶん河豚を食べさせていたゞいて、そして絹夜具に寝せていたゞいた。

種田山頭火 行乞記 (一)


神無月十二日、曇り。

「体から始まる恋があるように、体から始まる友情があってもいい」

なんて、おれの書いた小説の主人公は言っていたけれど本当かなぁ。ただのセフレに着地してしまうんじゃないかなぁ。その後が気になります。

小説「白濁」のWeb公開版は草稿。いま、原稿を取りまとめているところ。

風呂で『開運!龍体文字の奇跡』を読み終わる。Kindle版はフトマニ図が無いのか……! あわててネットで画像を探す。

開運!龍体文字の奇跡 (書いて貼って願いをかなえる龍のパワー)

開運!龍体文字の奇跡 (書いて貼って願いをかなえる龍のパワー)

日記を書き始める。ジロウが整形外科へ行くというので一緒に家を出る。導かれるように今大路へ。加美尾花へ、気になっていた照明を見に行く。

まだあった。店先にバイクを止めて入ってきたのは、大谷ビル界隈の呑み屋で馴染みの顔だった。バイトで極たまに店に出ているのだという。縁を感じたのでその場で照明を買う。セールで2割引きになっていた。

kamiokahappylight.blog.fc2.com

ガラスだから持って帰るの大変かなと思っていたけれど、見た目よりもずっと軽い。御成スタバでジロウと待ち合わせ。ライブでぶつけたという膝は、ただの打撲だったとのこと。

日記を書き上げる。

小説のデータ整理だけ少しする。雨がちょっと強くなってきた。

筍へ。アジのたたき、イクラ醤油漬け、鶏豆腐、タヌキごはん。フルコースに熱燗二合で満腹で帰る。