〔日記〕初めてアフリカンダンスを習う
- こゝに住みなれて
- ヒビアカギレ
- 山頭火
不思議な暖かさである、『寒の春』といふ造語が必要だ、気味の悪い暖かさでもある。
種田山頭火 行乞記 三八九日記
師走廿九日、晴れのち曇り。
貧乏自慢はもううんざりだ。悲劇の主人公みたいな顔をして自己陶酔をしないでくれ。おれは、豊かさに向かうんだ。
8時33分に起きる。昼はご飯を炊いて、納豆かけご飯とベーコンとジャガイモの味噌汁。
2019年版の地球暦をA1サイズのハレパネに貼ったものを、貼って剥がせるテープによって壁に固定した。まだちょっと早いけど、3月21日の春分に向けて惑星のピンを打つ。
新しい銀色のバッグにジャージと着替えを詰め込んで、六会に向かう。今日は初めてアフリカンダンスを習うのだ。
こんな感じの踊り。素足で、「ジャンベ」と「ドゥンドゥン」という太鼓のリズムに乗って踊る。今日のダンスは「ティリバ」という、漁の踊り。大漁の喜びを全身で表現する感じでとても気持ちいい。
汗だくで体中ほかほかになって電車に乗る。大船でジロウと解散。音楽を聴こうとしてiPhoneを鞄から取り出し、手がするんとすべってしまって画面が大破する。
そういえば昨日、釈迦で「iPhoneって、画面を割る人は立て続けに割るけど、割らない人は割らないよね」という話をしていて、「へへーんだ、私はこのかた一度も割ったことないんだもんねー」と自慢したのバチが当たったのか……と意気消沈しつつ鎌倉へ戻る。
失意のどん底な感じでヒグラシへ。菊水の常温、イワシの丸干しで節分の厄落とし。福豆もいただいた。それと、ポトフ。
帰りがけに、安くなっていた恵方巻きと、インスタントのなめこの味噌汁を買う。節分を満喫する。