〔日記〕同じ種類の生き物
- ゆふ風さわがしく
- わたしも旅人
- 山頭火
私の滞在もずゐぶん長くなつた、桑が芽ぶいて伸びた。……
種田山頭火 旅日記
2年前の5月18日は休養日。変わった色の鳩を見かけると、ついまじまじと見てしまう。最近は頭だけ白くて目の周りが黒い鳩を「スカルさん」と呼んでいる。
— 野原 海明 (@mianohara) May 20, 2019
〔日記〕ハワイの天気 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/PhHPV5gDyQ
去年の今日の日記。酒場でオジサンを叱るのは、実は私の趣味なのかもしれない。
— 野原 海明 (@mianohara) May 20, 2019
〔日記〕酒場に若い女がいるとテンションがあがってしまうオジサン - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/RzRPfM1ZhZ
卯月十四日、晴れ。
思っていたより早く生理が来たが、今日は久しぶりの須賀川への旅である。無理をしないで、気ままに行こう。
6時11分に起きる。8時5分に鎌倉を発つ電車で須賀川へ向かう。今日は新白河経由だ。東北本線に乗り換える。ジロウが「スマホ見ている人が少ないね」と言う。他の車両に乗っていったスーツの人たちは、図書館総合展の出展者の人たちだろうなぁ。
お昼前に須賀川駅に到着。須賀川市は、光の国と姉妹都市なのだ。ウルトラマンの生みの親であり、特撮の神様と呼ばれた円谷英二監督の出身地である。
駅を降り立つと、須賀川市のゆるキャラ「ボータン」が出迎えてくれる(逆光だが)。牡丹の花とたいまつの火を掛け合わせているのだ。
出張のときは慌ただしくタクシーで通った道を、今日はのんびりとジロウと歩く。釈迦堂川は今日も美しい。夏にはここで盛大な花火大会が開かれる。
市の中心街へ向かう通りには、ウルトラマンのモニュメントが並ぶ。
街に溶け込むゼットン。
緑に映えるウルトラセブン。
昼は香伏でラーメン。お客さんは総合展出展関係者ばかりだった。ラーメンをすすりながらお久しぶりですの挨拶をする。おそらくめったにない混み具合に、お店はやや混乱気味。
ホテルウィングに大きな荷物を置いて、大束屋へ水出し珈琲を飲みに行く。こちらもお店は混乱していた。須賀川のランチタイムに、こんなに人がやってくるのは珍しいことなのだろう。
ちょっと遅れてtetteに到着。フォーラムに参加する。
須賀川市民交流センターtetteは、すべての機能が連携し、さらには融け合っている「融合施設」だ。
— 野原 海明 (@mianohara) May 23, 2019
融合施設の図書館司書が持つべきスキルとは? ~ 図書館総合展2019フォーラムin須賀川へ参加しました - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/3AVNQ1GO4z
ジロウも1部だけ参加。これまでになかった、新しいものをつくる人たちの話、けっこう刺激を受けたらしい。会場を出てぷらぷらしていると、かつて仕事でお世話になった人たちが次々に声をかけてくださる。うれしい。
施設をぷらぷら見てくるというジロウと解散。第3部の「円谷英二と須賀川ーいまなぜ円谷英二ミュージアムなのか」が始まる前に、駆け足で5階まで行ってミュージアムを見学。
初代ゴジラスーツは撮影可。
第3部が始まった。
李さんの可愛い笑顔が撮れたので、とりあえず貼っておこう。
ジロウと合流。3階のテラスにある、つり椅子がいたくお気に召したらしい。ホテルにチェックインを済ませて、散歩に出かける。
同じ種類の生き物。
市庁舎の展望台に昇って、夕闇に明かりを灯すtetteを眺める。
なんども打ち合わせに赴いた旧図書館は更地になっていた。
とり峰とはらだをハシゴ。どちらも憶えていてくれたみたいだ。うれしい。
22時4分に寝る。