醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕石川浩司と鈴木常吉のライブを聴きに新松田のnikaへ行く

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あさましい夢を見た(それは、ほんとうにあさましいものだつた、西洋婦人といつしよに宝石探検に出かけて、途中、彼女を犯したのだ!)。

種田山頭火 行乞記 (三)

皐月廿八日、雨のち曇り。

机に向かって仕事をする環境を整えたい。仕事場をつくるのだ。

7時52分に起きる。順調に二日酔いである。風呂で読んだ本はたぶん、しずく『心と未来を透視する方法 神さまのスコープ』。

すごい風だ。暴風の川の中、鴨が一羽、ただ途方に暮れていた。

noteに写真をUPする。

昼は竹扇へ。あたたかい山かけ蕎麦。ジロウは日替わり。今日は豚天丼。

電車を乗り継いで御殿場線の松田駅を目指す。今日は石川浩司と鈴木常吉のライブ。イカ天コンビだ。

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実は、イカ天に出演する前から、30年来のお知り合いらしい。

常吉さんは、8年前にヒグラシ文庫でライブをしていたときによく唄っていた曲をたくさんやってくれた。つまり、中原さんが好きだった唄たちを。中原作詞の唄は、悔しいけどちょっと泣きそうになった。

常吉さんの歌う死の唄は、いつか訪れる自分の死。

「きっといつか俺も自由に、なるのだろな」

切なくも、自由と隣り合わせの。

石川さんの歌は死の唄は対照的だ。明るいけれど、気の遠くなるような寂しさがその裏に潜んでいる。

「みんな死んじゃうから、この世は楽しー」

さあ、生きよう。
死ぬその瞬間まで、生きるのだ。

ライブの後は、逗子ヒグラシ文庫でやっていた「直会」(なおらい)のような打ち上げになるみたいだったけれど、体調がいまいちだし、明日は久し振りに飛行機に乗って一人旅なので大事を取って帰ることにする。鎌倉にたどり着いてからとのやまで呑む。22時30分に寝る。