醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕過集中状態に持って行く

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  • いつも一人で
  • 赤とんぼ
  • 山頭火

いよ/\決心した、私は文字通りに足元から鳥が立つやうに、川棚をひきあげるのだ、さうするより外ないから。……

種田山頭火 行乞記 (三)

文月廿六日、晴れときどき曇り。風がだいぶ秋めいてきた。

居心地のよい場所、のんびりできる場所にずっとはいられない。自分のやりたいことにブレーキをかけてしまうなら、そこから飛び立つときが来たということだ。

7時11分に起きる。睡眠効率98%。風呂でSHINGO『夢をかなえる龍』を読む。入浴時間は30分7秒だった。

大分の日出町から大量のカボスとカボス胡椒、吉四六漬けが届く。ありがたい。

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日記を途中まで書く。

昼はスパイスハウスぺぺへ行こうと思っていたが、開店は11時30だった。食べログの表記が11時からだったから、はりきって行ってしまったのだが……覚えておこう。

スパイスの利いたご飯物……ということでオクシモロンを目指してみるけれど、明かりが点いていない。遠目に、貼り紙がしてあるのが見えた。夏休みだろうか?

引き返して、静雨庵へ。静雨庵ののれんをみたら、ラーメンが食べたい気もしてきたのでそれでいいのだ。温かいつけ麺にネギトッピング。ネギとは、チャーシューの端っこと長ネギを辛くして和えたもの。

銀行へ行って各種支払。島森書店で鎌倉市指定のゴミ袋Mサイズと、筆箱に入るペン型のハサミとのり、大小のノートを買う。ハックドラックでライターを買う。ホワイトセージに火を点けるためのものだ。いつもはマッチでやっているのだけど、風が強い日はうまく点かないから。

ゆうちょへ寄って入金をする。

帰宅して、日記を書き上げる。

サイキックカウンセラーEIJIさんの招き猫を注文する。

ameblo.jp

13時55分から依頼されている原稿に取り掛かる。〆切が近づいて来たのでいよいよ過集中状態に持って行く。資料読み込みも含め、途中コンビニでスルメと昆布(栄養源)を買って補給しつつ、18時55分まで5時間ぶっ通し。

まだまだ読む必要がある資料が山盛り。明日は追加で10冊本を借りてこよう。過集中状態は月末まで続く予定。

暮六ツ時に切り上げる。18時56分。だいぶ日が短くなってきた。

ヒグラシ文庫へ。今日は瀬木さん。菊水冷酒3合、鯨刺、冬瓜の炊いたの、ハムエッグ。カボスのおすそわけを配って、Sちゃんから物々交換として魚肉ソーセージをもらう(うれしい)。

「50歳の苦しみは海明ちゃんにはわかんないでしょう?」と言われる。老いていく悲しみのこと? だとしたら誰もが通る道だし、若い人間に共感を求めたってしかたない。もしそうではなく、「生きていた年月が長い分だけ苦しみが多い」ということなら、それは違う。30歳のおれの苦しみは、50歳の人でも70歳でもわからないだろう。それは年齢にはまったく関係ないことだ。10歳の人の壮絶な苦しみが、おれには想像できても理解できないのと同じように。

まあでも、「苦しみ自慢」をしたいときってあるよね。しても仕方がないのだけどね。

食いがたっていて冷やし中華をコンビニで買って帰る。唐突に家にジロウがいることに腹が立ってくる。

23時に寝る。