醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕八重干瀬(やびじ)で潜る

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  • 風はうらから
  • 風鈴の音
  • もつゝましく
  • 山頭火

  行乞が私に与へた恩恵
一、何でもおいしく食べられる
一、ほとんど腹が立たないやうになつた

種田山頭火 行乞記 山口

勝連荘で朝食をいただく。納豆、焼き魚、ゴーヤーチャンプルー、ポーク、味噌汁、ご飯、ボウルサラダ、マンゴ-、アロエヨーグルト。

9時に集合して、シュノーケリングツアー。八重干瀬(やびじ)で潜る。

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行きの舟の揺れは全然大丈夫だったのだけれど、一度シュノーケリングして舟に上がったら、立ちくらみのように眩暈と吐き気。しばし船上でぐったりとしてお弁当も食べられず。一緒に来ていたお客さんに酔い止めをもらい、なんとか持ち直す。インストラクターのおねえさんの「舟の上より自分で浮いていた方が気持ち悪くないと思いますよ」の声に励まされて、ふたたび珊瑚礁の海へドボン。ウミガメを見られました。

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上陸して、池間島の売店で缶ビールとチキンカツを買い、海の脇を散歩。

沖縄県は独自の緊急事態宣言に突入してしまった。

宿に戻って日記を更新する。

日記的なツイートをばんばん上げていたら、営業目的でフォローしていてくれたと思われる人たちがどんどん減っていく。ちょっと淋しい。

船長が島の仲間を集めてくれて、カラオケ大会。待ち合わせ時間も聞いていなかったのに、ばっちり集合時間ちょうどの19時に到着。空はまだ明るくて、虹が出ていた。ビール、琉球王朝水割り、鰹のマース煮(白子も美味だった!)、鰹刺身(シークヮーサーとともに)、ソーメンチャンプル。漁師の料理は絶品である。池間島の言葉は全然わからない。島の人同士で話しているのを聞いていると、完全に外国語だ。