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醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

大船ホルモン、カラオケ

蔵書点検の助っ人に本社の社員さんが駆けつけてくれる。他の現場はお盆休みなのでたまたま都合がついたとか。せっかくの夏なのに、ありがたいことである。しかも泊まりがけで、まるで合宿のような荷物で来てくださった。

汗だくで蔵書点検をすすめる。ひとつに結わえた髪の先からぽたぽたと汗が流れ落ちる。

小町通りを歩いていたら、「ろくでなし猫」が合羽を着ていた。雨で不憫に思った誰かが着せたのだろうか。

ろくでなしと呼ばれる人生に憧れる。

くたびれきって家でしばらくのびる。シャワーを浴びて、大船へ。改札前で呑み友達と待ち合わせ。
大船ホルモンで生ビール、瓶ビール、ホッピー。ハツ、シロコロ、ハラミ、レバー、冷や奴、センマイ刺。勢いがついてカラオケへ。グレープフルーツサワー、トリハイ。島倉千代子、中島みゆき、たま、中山うり、山口百恵、ペドロ&カプリシャス、イルカ、忌野清志郎、金子由香利などを歌う。

駅で、ヒグラシ文庫へ向かう二人を見送る。齢五十の少年たちに手を振る。