2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
g.o.a.t で連載をしていた小説を一太郎に落とす。原稿用紙101枚分あった。これから再構成の作業。
「夏の17時はまだまだ明るいけど、冬の17時は真っ暗」なんてことが起きない、江戸時代の画期的な時間の刻み方を今の暮らしに反映させてみた。
何があってもどこへ行っても、生きられるように図太くありたい。遅れてきたバックパッカーにでもなろうか。
朝から呼ばれたようにGoogle ニュースを見て、T字路sというバンドを知る。写真の可愛らしい見た目からは想像できないほど渋い声でブルースを歌う。超カッコイイ。
帰りがけ、大新の前で何やら大掛かりな工事が行われていた。何か発掘されたのだろうか?
面白法人だけに、オープニングイベントも一風変わっている。これまでのカヤックの「しごと」が体感できる「小カヤック展」が開催されるのだ(大カヤック展ではない)。その小カヤック展のプログラムのひとつ、「豪華ゲストと振り返る20周年」トークイベント…
帰り道、小町通りに抜ける裏路地の出口で、白い三角コーンが立っているのを見つける。酔っ払いが転ばないための灯台だ。けなげである。
生まれて初めてショートヘアにしたのは中学に入学するときだった。母親が「中学生になってまで、そんな長い髪をしている人はいないんだよ」と言うから、それを鵜呑みにして切りに行ったのだ(思えば素直な子供だった)。 美容師さんはおれの超天然パーマに恐…
毎日休みみたいなものなんだけれど、もっと、どかーんと休みたい気持ち。ただワインでもずるずる呑みつつ、漫画やゲームばかりやっていたい気持ち。
CUREへ行く。福西くんに髪を切ってもらうのだ。ボブにしてもらっていたのを、さらに短いショートへ。
「嫌いな人に投影しているイヤな自分の部分」を克服するのには、「嫌いな人の嫌いなところを真似してみる」のが手っ取り早い。そして、「自分の嫌いな自分」を前面に出してみたところで、案外他人には嫌われないものなのだ。
建長寺の雲龍図に会いに行くことにする。亀ケ谷切り通しを昇るとき、雲が巨大な龍になって迎えていた。背に六臂の仏様を乗せている。仏様は、楽しそうに体をくねらせて踊っていた。
江ノ電に乗って江ノ島を目指す。神々しい天使の梯子が降り注いでいた。えのすいへ。アオリイカと遊ぶ。大水槽の魚の名前を少し覚える。エイの「おまんじゅう」は、ガラスのこちら側から名前を呼んでも、呼ばれているのがわかるみたいだ。近くにやってきてふ…
なんて、おれの書いた小説の主人公は言っていたけれど本当かなぁ。ただのセフレに着地してしまうんじゃないかなぁ
ぷらぷらとその辺を歩いて、七尾旅人の出演時間を待つ。早めに戻ったつもりがほぼ満席で、リハーサルからもうなにやら楽しい気配がにじみ出していた。会場の端っこで、これから別の会場でライブを予定している友部正人がこっそり聴いていた。
Kindleの素晴らしいところは、これ一台だけ持っていれば、何十冊もの本が並行読みできるところだ。何冊もちょいちょい読むのが好きなおれの場合、紙の本だとすぐ机にタワーができてしまうし、鞄が錘のようになってしまう。Kindle、現代の素晴らしき石板よ。
ああ、やっぱりシャンパンゴールドでよかった。こっちのほうが月の光みたいで好みだ、と納得して店を出る。ちなみに、2018年版もシャンパンゴールドを使っていました。
いやだ、という言うことさえ、ずっと忘れていた。そんなふうに言う選択肢はなかったから。 一度拒否したら、それで終わってしまうと思っていた。私にはなんの価値もない、ただその体に喜んでくれているのなら、それでどうにか引き留めて置こうと思っていた。
ジロウがわりと早起きだったので一緒に散歩に出掛ける。材木座海岸の入り口で、奥さまが一人魂の抜けたように立ち尽くしている。その奥さまがすれ違うとき、「観光でいらっしゃったの?」と訊く。とっさに「いいえ」と答えると、「あ、そうなの。あんまり富…
アプリの整理方法の記事を見て、それを参考に並べ直す。なんだかiPhoneのホーム画面が曼荼羅のようになった。iPhoneとは曼荼羅世界を具現化したものなのかもしれない……。
裏駅のカレー屋に入った。お昼時なのに、奇跡的にカウンター席が一人分だけ空いていた。お店で一番辛いエスニックカリーを頼む。その辛さが、自分のまわりをぼんやりと囲む濁った繭を破いてくれるのを期待して。 今更、涙が出てきた。何の涙? よくわからな…
もう呑みに行くことはないのか、と思ったら、突然さみしくてさみしくて仕方なくなる。昔、東村山で一人暮らしをしていたときに感じたようなパニック。たった一人で、地の果てに取り残されたような。
「いざ離婚届ちゃんと出したら、すっげー気が抜けちゃって。さっさとけりつけてすっきりしたいって思ってたの、俺のほうなのにさ。バカみたいね」 鼻をすすりながら高橋は笑った。
チキンを囓りつつ、『大奥』を読み返す。今日も酒の代わりに白湯だ。湯飲みだと、焼酎のお湯割りを呑んでいる気分になるので割と満足する。
「もういいの? 江ノ電とか、大仏とかは?」 「うん、もう充分」 あんまりあっけなかったので訊いてしまった。高橋と並んで歩くのが心地よくなってきていた。誰かと何の目的もなくただ一緒に歩くのはどのくらいぶりだろう。坂井とは部屋で会うだけになってい…
おれは酒場に通わなくなったらどこで友達に会ったらいいのかよくわからない。 それでも、ついに、いよいよ、酒を断つときが来たような気がする。
「あ!」 信号を待つ人たちが指さし歓声を上げる。鳥居に並んだ白い鳩の群れが一斉に飛び立ったのだ。拍手している人までいる。 ざわざわと粒のように連なる白い群れ。そのすがすがしさとは裏腹に、私は喉の奥に引っかかる苦みを思い起こしていた。幾億もの…
新しく始めるプロジェクトのために、新しいメールアドレスを取得する。零から無限に広がっていくように思いを込めて。
プリミ恥部こと白井剛史の『愛を味方にする生き方』を風呂で、防水の新Kindleで読む。宇宙とKindleと湯船とが繋がってトランスっぽい感じ。
「昼間の町を一緒に歩いて欲しいんだ。なんでもなく、普通に」 「それだけ?」 「それだけ」 高橋は自分のシャツの袖をつまんで言った。 「あ、でも俺、なんか汚れてる?」