醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小泉吉宏 「ブタのふところ」

ブタのふところ作者: 小泉吉宏出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2006/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (20件) を見る「ブッタとシッタカブッタ」シリーズの姉妹編の、第二作目です。ブタたちもキャラクターが…

小泉吉宏 「ブッタとシッタカブッタ① こたえはボクにある」

ブッタとシッタカブッタ〈1〉こたえはボクにある作者: 小泉吉宏出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2003/05メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 30回この商品を含むブログ (35件) を見る中学生の頃、人と向かい合うのがひどく苦手でした。意味…

後深草院二条 瀬戸内晴美「現代語訳 とわずがたり」

現代語訳 とわずがたり (新潮文庫)作者: 後深草院二条,瀬戸内晴美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1988/03メディア: 文庫購入: 1人 この商品を含むブログ (1件) を見る「中世炎上」とあわせて、こちらも読んでみました。「中世炎上」よりも、あっさりした印…

モテすぎる女はつらいよ……「とはずがたり」の小説版 ~ 瀬戸内晴美 『中世炎上』

室町時代、後深草院二条という女房によって書かれた「とはずがたり」。この手記は昭和十五年になってようやく発見され、時代の光を浴びた。 この「とはずがたり」に脚色を加えて小説に仕立てたのが、瀬戸内晴美の「中世炎上」だ。

額田女王が本当に愛した人は誰だったのか? ~ 井上靖 『額田女王』

教科書に載るほど有名な額田女王の歌。いまや天智天皇の妻となった額田王が、かつての夫・大海人皇子に送った愛の歌だと思っていた。引き裂かれた恋人同士の歌なのだと。しかし井上靖は、まったく違う解釈をこの歌に与える。

加藤登紀子 「わんから 即自独楽」

わんから―即時独楽作者: 加藤登紀子出版社/メーカー: 中央法規出版発売日: 1994/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る詩とエッセイと、写真と書と焼き物の本。歌にとどまらないお登紀さんの感性に脱帽です。タイトルとなった…

瀬戸内寂聴 「寂庵浄福」

寂庵浄福 (1980年)作者: 瀬戸内寂聴出版社/メーカー: 文化出版局発売日: 1980/07メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る実家の本棚にあり、私が読んだのは右記の新刊本でした。化粧直しを何度もされ、文庫本として新たに出版されているようです。寂庵…

瀬戸内寂聴 「新寂庵説法 愛なくば」

実家に帰ると、母の本棚には寂聴さんの著書がたくさん並んでいます。暮れから正月の帰省中に、新たに二冊読み終わりました。寂聴さんの文章は、読みやすくて美しい。さらりさらりと、染み透るよう。今日昼間にテレビを点けてみたら「女の一代記」シリーズの…

第三回N先輩遊ぼう会 in 榛名湖

毎年恒例「N先輩遊ぼう会」に参加してきました。今年は件の榛名湖芋煮会です。どうやら暖冬、例年は分厚い氷が張る湖も、水を湛えて波打っておりました。湖畔にも雪は無し。思ったよりも暖かくて安心しました。N先輩遊ぼう会も今年で第三回目。N先輩を中…