醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

小町を大町でジャック

書きたいのに書く時間がとれなくて悶々としている。あまりにも悶々としているので、管理職でチームを回していることをあやうく忘れかける。油断すると、イレギュラーなことに対するとっさの判断力が鈍る。少しばかり気合いをいれる。

「天職と適職を持て」と、かつて本で読んだことがあった。天職は金にはならないから、そればかりやっていたら生活ができなくなる。好きでなくても、得意であることを適職にして生活費を稼ぎなさい、という思想。

天職はライフワーク。適職はライスワーク。

だから、書くことは天職にとっておいて、図書館司書を適職として生きていこうと、学生時代のおれは思った。司書は二番目にやりたいことだったから。稼ぐための仕事に日々の時間を費やし、余暇で本当にやりたいことをやる。世間のひとの多くはそうやって生きているのかもしれない。だけどその生き方は違う、とおれは思うようになった。一度この世に生まれたのなら、やりたいことを後回しにしている暇は無い。

軽い二日酔い。吐き気はさほどひどくないが、食道から腸にかけてがキリキリと痛む。仕事帰りに大船駅ナカの寿司屋へ。日本酒。お酒を頼んだら、飲兵衛とおぼしき板前さんが、これも食ってみろ、あれも食ってみろ、どうだ酒にぴったりだろう! と、つぎつぎと炙りを出してくれる。お酒と、美味しいもので突然元気になる。

ヒグラシ文庫へ。日本酒。ラインラインへ。今日は大町の飲み屋3軒(BURE、オイチイチ、ふくや)が小町をジャック! いつもは美味しい料理とお酒を繰り出す店主たちが今日はDJである。着替えてくる時間がなかったので、仕事着のまま踊る。すごく元気になって、瓶ビール、サングリア、ハーブのカクテル、シャンパン。