〔日記〕披露宴
- ヒヨコ孵るより
- 売られてしまつた
- 山頭火
さすがに疲労困憊である。予約してあったワークショップをキャンセルする。布団の中でごろごろしながら、火急のメールだけ返信を書く。村山由佳の『ダブルファンタジー』を久しぶりに読み返す。ふつふつと書きたくなる。まずは短編からだろうか。
今日も行乞しなければならない、食べなければならないから、飲まなければならないから、死なないから。……
[種田山頭火 行乞記 (二) 一九三一(昭和六)年]
同宿の活辯の失業人と話しこんでゐるうちにもう十一時近くなつてしまつた、急いで支度をして出かける、行乞相はよかつた、所得もよかつた、三時過ぎ戻つた。
例の塩風呂に浸つてから例の酒店で一杯やる、この店は安い、一合でも二合でも喜んで燗をしてくれる、下物は刺身五銭、天ぷらももマヽ五銭、ぬた弐銭、湯豆腐弐銭、私のやうなノンベイでも三グワン握つて行くと、即身成仏が出来る、ギヤアテイ、ギヤアテイ、ボーヂ、ソワカ、などゝ親しい友に書いてやつた。
夕方に起きて太陽堂で特製醤油ラーメン。御成のスタバで21時まで仕事。ヒグラシ文庫へ。クボジュンとりおちゃんの披露宴の三次会の様相。日本酒常温一杯、大根の醤油漬け。釈迦に移って日本酒一合と半熟ピータン、鰹の刺身。