〔日記〕わづかだ
- 柿の葉柿の実
- そよがうともしない
- 山頭火
中央図書館で予約していた本を受け取る。館長にばったりと会う。
和田塚から江ノ電に乗って稲村ガ崎へ。和田塚駅は、鎌倉駅まで「わづかだ」なんてつぶやく。
Think Space でひたすら執筆。夕方、行き詰まってSkype会議。もっとのびのびと書いて良いことがわかる。一気に「はじめに」を書き上げる。
晴、といつても梅雨空、暗雲が去来する。
種田山頭火 行乞記 (三) 一九三二(昭和七)年]
今日は寺惣代会が開かれる日だ、そして私に寺領の畠を貸すか貸さないかが議せられる日だ。
昨夜もあまり睡れなかつたので、頭が重い。
アルコールよりカルモチン――まつたくさういふ気分になりつゝある、飲まないのではない、飲めなくなつたのだ(肉体的に)、意志が弱いと胃腸が強い、さりとはあんまり皮肉だつたが、その皮肉も真実になつたらしい、少くとも事実にはなつた、健全な胃腸は不健全な飲食物を拒絶する!
釈迦でハジちゃんのおすすめの日本酒。ヒグラシへ移る。一見さんのおじさんたちをいじめる。常温、樽酒、キュウリのおしんこ。酔っ払ったジロウを回収して帰る。
〔日記〕金色の光
- おとなりが鳴れば
- こちらも鳴る
- 真昼十二時
- 山頭火
今日は胃の調子は良いが、やたらと眠い。意識がふわふわと彷徨い出る感じ。
学芸大学で打ち合わせ。皆で担々麺と醤油ラーメンを食べるが、期待していた割にいまひとつ。高架下の喫茶でブレンド。
解散して茅場町へ。道中、よさげな飲み屋を発見する。日本図書館協会(日図協)の非正規雇用職員セミナー「同一労働同一賃金」(政府の非正規雇用政策を考える)に参加する。終了後、東京駅までぶらぶら歩きながら編集会議をして解散。横須賀線に乗り込む。
突如、窓を濡らす雨。それも一瞬のことで、気づくと外が金色の光で溢れていた。
今夜もまた睡られないで困つた、困つた揚句は真夜中の湯にでもはいる外なかつた。
種田山頭火 行乞記 (三) 一九三二(昭和七)年]
すごく、体が重くて辛い。今日はこれ以上仕事をするのを諦める。ヒグラシ文庫へ。ヘンケルからの祝いの樽酒のご相伴に預かる。
大豆とセロリのカレー風味、たぬき奴。樽酒二合。それだけを消費するのにもぐったりするほど、疲れが溜まっている感じ。帰って21過ぎにすぐさま寝てしまう。