〔日記〕永久のラビリンスのように
- 笠ぬげば
- 松のしづくして
- 山頭火
雨につけ風につけ、私はやつぱりルンペンの事を考へずにはゐられない、家を持たない人、金を持たない人、保護者を持たない人、そして食慾を持ち愛慾を持ち、一切の執着煩悩を持つてゐる人だ!
種田山頭火 行乞記 (三)
2年前の6月20日の日記。134号線沿いに腰越方面に向かって歩く。小動(こゆるぎ)神社に参拝。狛犬がほっかむりをしている。
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〔日記〕ほっかむり - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌https://t.co/RjjrOeo5yG pic.twitter.com/1JToZJvUF1
去年の6月20日は、図書館で予約していた『仙境異聞・勝五郎再生記聞』がついに手元にやってきた。
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〔日記〕平田篤胤『仙境異聞・勝五郎再生記聞』をついに手にする - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌https://t.co/M9Pyh7Bl1b pic.twitter.com/Tu57ryqTzg
お金は、誰か他人を喜ばせた結果、もらえる報酬なのだと思っていた。でも、どうやら違うらしい。
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お金は労働の対価ではない!? 〔書評〕 心屋仁之助『一生お金に困らない生き方』 - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/JQ3T2lFY9t
皐月十八日、曇りのち晴れ。
還暦を目前にして整体師の資格を取った母は、開業以来どの施術も一回3,000円にして金額を上げなかった。何ヶ月も先までびっちりと埋まっていたスケジュール。どう考えても無理をし過ぎたのだ。
母が急逝した後、その細かな文字の手帳を解読して(ほとんど解読不能だったけど)、お客さんに電話をかけまくって事情を話した。本当はもっと単価をあげて、事務をやってくれるスタッフも入れればよかったのだ。
生前に、「おまえ、帰って来て私の事務スタッフやってくんない?」と母が言ったとき、親の家業で金をもらうなんて冗談じゃないし、そんなことを言うなんて母らしくもないと思って突っぱねてしまったのだが、あれはSOSのサインだったのかもしれないなぁ。
7時59分に起きる。風呂でニール・ドナルド・ウォルシュ『神との対話 完結編』を読む。
ニール・ドナルド・ウォルシュ『神との対話 完結編』を読む。人間の生の質がどのようなものになるか、我々はたったいま、決めようとしている。それは我々のうちのどれだけ多くが目覚めるかにかかっている。三つめの招待を受け入れるのが自分だと決めた人は大きな役割を果たす。https://t.co/Hl2DXK2z1H pic.twitter.com/vanzq1KtCs
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今日の鎌倉はサウナのように蒸し暑い。夏が一歩ずつ近づいてくる。
紺地に黄色の花を散らしたノースリーブのワンピースを着て、昨日買ったレモンの日傘を差す。電車の中で八木さやちゃんのインスタライブを聴いている。今日の湘南新宿ラインはよく揺れる。波に乗るように、身体を揺れに合わせる。
渋谷へ到着。渋谷駅は何度来ても工事する場所が変わっている。永久のラビリンスのように。途中、ヒカリエのおにぎり屋さんで明太子と筋子のおにぎりを一つずつ買い、植栽の脇に腰掛けて頬張る。今日は、礒一明×The Rock Girlのパワーストーンヒーラー養成講座説明会に行くのだ。
まさかとは思っていたけど、説明会は4時間ぶっ続けの途中休憩無し。聞くほうは座っているだけだけど、話すほうは立ちっぱなしだ。それでも、ロックガールはエネルギーに満ちあふれて雄叫び(?)を上げていたし、礒さんはすっとした背筋のまま淡々と話をしていた。
予告のビデオを見て「これなら信頼できる」と確信していた。あと気になるのはお値段だけだ。結果、予想のちょうど倍額。でも、即決。
いそいそと鎌倉に戻り、先に呑み始めていたジロウととのやまで合流。
「決めてきちゃった♡」
「え、いくら?」
「○○円」
「どひゃー」
「金くれ」
という会話の後、乾杯。越の誉、バラ、つくねたれ、梅水晶、ニンニク焼き。
ジロウからプレゼントをもらう。北欧雑貨のRed Cabin(レッドキャビン)で売られていた、リサ・ラーソンの猫。
↓ 右側の白いひとのほう。
尾道市立美術館で本物を見て、気になっていたのだ。ぶっ、とした表情と、でぷっ、とした体が可愛らしい。「結婚記念日と誕生日とクリスマスの3回分ね」とのこと。
帰宅して、先日買ったまま食べていなかったネギミソのカップラーメンをいただく。22時29分に寝る。
〔日記〕怒りにまかせて買い物を堪能する
- さみしい道を
- 蛇によこぎられる
- 山頭火
笠から蜘蛛がぶらさがる、小さい可愛い蜘蛛だ、彼はいつまで私といつしよに歩かうといふのか、そんなに私といつしよに歩くことが好きなのかよ。
種田山頭火 行乞記 (三)
2年前の6月19日は板橋区のみなさんと明治大学和泉図書館に視察へ。こうして見ると、よくとんがっているなぁ。
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〔日記〕明治大学和泉図書館へ行く - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌https://t.co/ZRWI0pwE5V pic.twitter.com/ttRMXMgsKJ
去年の6月19日は「小田原城アートnow 2018」を観に行く。紫陽花といえば鎌倉が有名だが、小田原城が実は穴場だと思う。
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〔日記〕「小田原城アートnow 2018」を観に行く - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌https://t.co/hs8iUD65sR pic.twitter.com/ccbGulVxaN
皐月十七日、晴れ。
先日ヨドバシカメラに行った時には、「即決」するエネルギーがなかった。一度、物と対話する時間が必要だったのかもしれない。
6時45分に起きる。風呂で『自分史上最高にかわいく写る シンデレラ・フォトレッスン』を読み終わる。
渕上真由『自分史上最高にかわいく写る シンデレラ・フォトレッスン』を読み終わる。自撮りするときのスマホの持ち方。中指と薬指はスマホの背に回す。人差し指と小指で本体をはさむ。シャッターは親指で押す。スマホの位置は上げる。顔は上を向けず、目だけで画面を追う。https://t.co/pr0TDsLdLl pic.twitter.com/pWipETRQRk
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生理が近いせいか、大変気が立っている。私の大事な本棚の前に、ジロウのギターやらアンプやらが床置きされているのが気にくわない。起きて来たジロウに八つ当たりしつつ、早々に家を出る。
まずは大船ルミネで、レモンの雨晴兼用傘を買う。レモン色、なのではなく、全体がレモンを輪切りにしたような柄なのだ。同じタイプのスイカの傘も愛用している。
to/one(トーン)の夏季限定ハイライターも買う。レモンづくしだ。なんと、最後の一個だった。
そのままサクッと横浜へ出る。ICレコーダー(SONYのIDC-TX650)とカメラのおくるみ(ALTA WRAP)、スカーフ風ストラップ(サクラカメラスリング)を買う。
ほくほくと大船に戻って、UNIQLOでスカンジナビアンパターンコレクションのショートパンツを買う。五右衛門でお昼。ウニとイクラのスパゲッティ(塩がきつくて風味を感じず残念)。
家に戻って落ちついて仕事をしようと思ったら、出かけたときのままの状態でジロウがギターを弾いていてさらにイライラする。再び出かける準備をする。
さっそくカメラのストラップをスカーフ風のサクラカメラスリングに付け替えようと開けてみたら、展示されていたものと形状が違う。私が欲しかったのは「カメラスリング」だが、買ってきたのはスマホやパスケース用の「ネックストラップ」であるようだ。
↓ こういうやつ。
怒りがさらに高ぶる。普段、電話なんて超嫌いで、よっぽどのことがなければ自分からかけることはないのに、ワナワナとヨドバシカメラに電話する。
「展示されていた見本と、販売されていたパッケージのものと、形状がちがったんですが返品できますか?」(ワナワナしつつ、声はにこやかに)
確認してくれた。どうやら私が「見本」だと思っていた吊り下げられていたものが商品本体であり、それをそのままレジに持って行けばよかったらしい。ええいっ、まぎらわしいんじゃ! ……と怒りたいのを抑えて、「それじゃあ、これから交換にうかがいまーす」と明るく切る。
本日二度目の、自宅から横浜ヨドバシへ。無事、欲しかったものと交換してもらえました。よかった。
なんか悔しいので、東急ハンズに寄ってペンケース(SMA・STA)と名刺入れを買う。
緑色を買ったら、「斜めに切った竹」みたいで、中からかぐや姫が出てきそう。名刺入れは、50枚がさっと入る頑丈なアルミケースのやつです。
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帰りの電車、ボックス席にひろびろ座れたので、いそいそとカメラストラップをつけかえる。もう仕事する気が削がれたので呑みに繰り出すことにする。
ヒグラシ文庫へ。今日は聖子さん。「夏休みの小学生が着た」と言われる(麦わら帽子にカメラ提げてたからか)。菊水冷酒二合、マグロ中落ち、鶏ももローズマリーソテー。
Tちゃんの小学生の娘の話を聞く。
「なんかものすごく正義感強くてさぁ、『ママ、地球人なんだから、ちゃんとゴミは分別しなきゃだめでしょ!』とか言うのよ」
そういえば彼女のお嬢さんは、一度ヒグラシに来た時、外の階段に座って「まったくオトナってのはしょうがないんだから!」と独り言を言っていたなぁと思い出す。彼女も人間世界にいまいち馴染めない生物なのかもしれない。
ケンタッキーで創業記念のオリジナルチキン5ピース1,000円セットと枝豆、ロング缶のビールを2本買って帰る。怒りにまかせて気持ち良く買い物(というか、狩り)を堪能した一日だった。
帰宅したらまだジロウが家にいる。しかたないのでケンタッキーを一本とビール一口をゆずる。「早く出かけてきなさい!」と追い出して、独り晩酌。『海獣の子供』を再び読み返す。
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2回目に突入して、ようやく壮大なストーリーの秘密がつかめてきた感じがする。0時1分に寝る。