〔日記〕なんだかキャンプに出掛けるような気持ち
- 蓮を掘る
- 泥まみれ
- 泥をかいては
- 山頭火
散歩してゐて、コスモスのうつくしさがハツキリ解つた、あの花は農家にふさはしい、或はこぢんまりとした借家にふさはしい、はかないけれどもしたしみのある花だ(茎もまた)。
種田山頭火 其中日記 (一)
去年の今日の日記。働くとは、身を粉にすること、自分を犠牲にして人に尽くすこと、自分の時間を切り売りすること、なのだと思っていた。その設定を変えよう。
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー✒小説家 (@mianohara) October 12, 2019
〔日記〕働くとは - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/8EL3q7w5zI
とにかく台風に警戒を!
— 石井ゆかり (@ishiiyukari) October 11, 2019
なのですが、とりあえずいつも通り、今日の占いです。(10/12)月は昼過ぎ14時前に魚座から牡羊座に移動する。ジャスト満月は14日だけど、月が牡羊座入りするとすでに満月モード。いろんなことが一つの到達点に達して、アツくなる。
長月十四日、嵐。台風19号ハギビス(フィリピン語で「すばやい」)が接近上陸。月はボイドから13時47分に牡羊座へ。
台風が近づいてきてテンションが上がる。世界が浄化されるのだな。
6時15分に起きる。睡眠効率70%、睡眠時間は7時間5分。
風呂で石井ゆかり『月で読む あしたの星占い』を読む。入浴時間は41分2秒だった。
石井ゆかり『月で読む あしたの星占い』を読む。古い時代の価値観では、変化は「良くないこと」とされた。親から引き継いだ職を変えたり、定住せずに引越したり、親が決めた相手以外と恋をするのは悪いこと。だから、星占いで「凶」といわれるのは、「変化の起こりやすい日」。https://t.co/9MkQUtasjW pic.twitter.com/oSPzsAkxEL
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー✒小説家 (@mianohara) October 12, 2019
寄せ来る濁った波と濁流を見ながらデスクワーク。ものすごく贅沢な気持ち。茶色い波は段々畑のように連なって押し寄せてくる。高潮が来ると、この家は流されるだろうか……ひとまず、いつでも避難所に逃げ出せるように準備だけはしておく。
なんだか楽しくなってきてしまった。
避難所に持って行く荷物を集めたら、なんだかキャンプに出掛けるような気持ちになってきた。サバイバルだ!
避難所に行く場合、用意しておくとよいもの。 https://t.co/dRvnOIS9i4
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー✒小説家 (@mianohara) October 11, 2019
避難勧告発令。高潮の恐れありとのこと。津波が来た場合には、おそらく一番最初に流れるであろうこのアパート。逃げるかどうか悩む。
避難所の小学校も、そんなに海抜高くないしな。生理で動くの怠いし、体育館の冷たい床の上で寝るのは嫌だな……と、ひとまず自宅待機とする。
昼はジロウ作そーめんちゃんぷるー、自家製こーれーぐーすで。
日記を書く。
非常時前の買い出しをする人で、レジはものすごい長蛇の列だった。でも、あんまりぴりぴりとはしていない。前に並んでいた奥様が「すごいですねえ……」と笑いかけるので、「すごいですねえ!」と返す。
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー✒小説家 (@mianohara) October 12, 2019
〔日記〕レジはものすごい長蛇の列だった https://t.co/HHJPDjgUrS pic.twitter.com/M8hQSiQONk
アメブロを書いてみたけれど、なんだかシリアスになってしまってうまくまとまらない。
ジロウは窓ガラスの補強などを始めたが、途中で嫌になったらしい。
「オクサンは僕を守る!」と言っていた。「僕を」じゃなくて「僕が」でしょうよ。
キャンプの気分が高まり、ジロウはカレーライスを作り始める。なお、ジロウは元・YMCAのキャンプリーダー、私は尾瀬高校自然環境科卒業生(しょっちゅう山に登っては調査をしていた)というフーフである。
なんだかお腹が空いちゃって、17時前に切り上げる。風が強くなってきて、窓際の机に座っているのも危なそうだし。
早くもカレーライス(キュウリ入り)で夕飯。日本酒をちょこっとだけいただく。
風が強くなってきた。そして、眠くなってきた。蒲団を敷いて19時そうそうにゴロゴロする。いちおう、いつでも逃げられるように普段着のまま。本を読みながらちょっと寝落ち。
目の前の電線が風で切れたようだ。青白い光りと赤い光りがスパークしている。ジロウが蒲団を敷く場所を変えさせる。
風でベランダの窓のサッシがたわんでいるらしい。ジロウが必死に手で押さえている。寝ぼけながら、頭に「のれんに腕押し」という言葉が浮かぶ。
やるだけのことはやった。あとは死ぬときは死ぬだけだ。
停電。ジロウは懐中電灯で「こわいよー」と言いながら晩酌。私は23時に爆睡。
〔日記〕レジはものすごい長蛇の列だった
- 庵のぐるりの
- 曼珠沙華
- すつかり枯れた
- 山頭火
駅の物売の声がよくきこえる、風向のよい夜などはハツキリきこえる、だが何といふ言葉だかはあまりよく解らない、よく解つては困ります、べんたう、すし、ビール、まさむね、サイダーなどとやられては、食べたくなつたり、飲みたくならうではないか、風よ、向うへ吹け。
種田山頭火 其中日記 (一)
去年の今日は、自分の公式サイトをリニューアルする。そのままポートフォリオとして、A4の紙に印刷もできるように。あわせて、Amazonの著者ページも編集する。
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー✒小説家 (@mianohara) October 11, 2019
〔日記〕公式サイトをリニューアルする - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/ZJSdLf7cRw
今日の占い(10/11)月は魚座で、海王星に重なりに行く。土星とセクスタイル、堤防を試してるみたいな感じ(気のせい)。だんだん満月に近づき、物事がピークに向かいつつある。
— 石井ゆかり (@ishiiyukari) October 10, 2019
長月十三日、曇りのち雨。月は魚座、18時56分からボイド。
かすれていたペンを使い終わって、新しいペンに切り替えたらなんて気持ちいいこと。かすれたペンで書くと文字も乱雑になる。次は、ちょっともったいないけど早めに新品に切り替えるようにしよう……。
ちなみにペンはSuperプチ。保坂和志さんも愛用しているらしい(『書きあぐねている人のための小説入門』の中で紹介されている)。
パイロット サインペン スーパープチ SEG-10F-B 細字 ブラック
- 出版社/メーカー: パイロットコーポレーション
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- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/11/01
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私は手書きで小説を書いている。原稿用紙はB4サイズの四〇〇字詰めで、筆記用具はパイロットのスーパー・プチというサインペンの中字の黒。*1
風呂で石井ゆかり『月で読む あしたの星占い』を読む。入浴時間は58分5秒だった。
石井ゆかり『月で読む あしたの星占い』を読む。星占いの世界では、月は「光りを運ぶもの」。他の惑星の光りを受けとめ、ほかの星につなげていく。月は、日々の占いをするうえでの「扇の要」「まとめ役」のような存在感を持っている。https://t.co/Apd3N1U3YE pic.twitter.com/L9fWJAIle1
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー✒小説家 (@mianohara) October 11, 2019
洗濯物を室内に干し、台風19号に備えて物干し竿は外してベランダの隅へ。外に出しているもろもろの物をしまう。
やまか(スーパー)へ買い物に出掛ける。納豆と豆腐(一丁が四分の一ずつパックになっている便利なものを発見)、非常食代わりの煎餅とアルフォート、長ネギを買う。
非常時前の買い出しをする人で、レジはものすごい長蛇の列だった。でも、あんまりぴりぴりとはしていない。前に並んでいた奥様が「すごいですねえ……」と笑いかけるので、「すごいですねえ!」と返す。どうかご無事で、また生きてレジに並びましょうね。
昼は納豆かけご飯、豆腐と海苔の味噌汁、にんじんの塩もみ。番茶を飲みつつしばし食休み。
久里浜へ台風対策に行っていたジロウが帰ってくる。避難所に行く場合の荷物をまとめている。
「避難所って、酒呑めるかなぁ」とジロウが言う。
「呑めないでしょ」
「えー、やだ! じゃあ、避難なんてしないもん」
夜はジロウによるジロ飯。鶏のからあげ、麩と小松菜とお揚げの炊いたん、長芋ザクザク。日本酒を二合くらい。
23時に寝る。ジロウはまだ呑むらしい。
*1:保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』中央公論新社(中公文庫)2008.11.25初版、p.235