醒メテ猶ヲ彷徨フ海｜野原海明のWeb文芸誌

野原海明（のはら みあ）のWeb文芸誌

〔日記〕日本、狭すぎない？

C：日記 M：旅

月曜日。那覇は晴れ。今日は沖縄最終日。

日記を更新する。

ホテル サン・クイーンをチェックアウト。郵便局で荷物を送り、国際通りのスタバでホットコーヒーと海老のフォカッチャ。ジロウはフィローネ。牧志の八百屋でシークヮーサーを買う。

なぜか鎌倉の友人にバッタリ会う。日本、狭すぎない？ 牧志でお店を始めようと、物件を見に来たところだったそうだ。那覇に訪れる楽しみがまたひとつ増えた。

暑い中、重い荷物を背負って歩き回っていたら気持ち悪くなる。空港でしばし休憩の後、空の旅。

東京の建物は、なんだか硬そうだわ……と思いつつ、羽田へ着陸。沖縄のビルって、珊瑚とか有機物っぽいのかもしれない。

大船ルミネに立ち寄って、無印良品で8月始まりの手帳を買う。コスメキッチンでシャンプー石鹸を買う。

鎌倉に戻る。とのやまで生ビール。マグロすき身、鮭ハラス焼き、バラ、ハツ、つくね。越の誉、お通しは枝豆だった。

ヒグラシ文庫へ移動。みおちゃんのソロ。誕生日プレゼント代わりにと、一杯奢ってくれる。菊水冷酒1合、鶏のクリーム煮。みおちゃんに偉そうに意見しているおにいさんがいたから、大船店の常連かと思ったら、一見さんだった。

〔日記〕山羊の刺身と山羊汁を堪能する

C：日記 M：旅

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  • いぬころ草も
  • ほうけてきた
  • また旅に出よう
  • 山頭火

風を観てゐると、ひようびようたるおもひにうたれる、風よ汝はいづこより来り、いづこに去るや、と昔の詩人は嘆じたが、私も風を、風そのものをうたいたいと思ふ。

種田山頭火 行乞記 山口

日曜日。那覇は夏らしい晴れ。ちょっと二日酔い。

日記を更新する。

郵便局へ行ったら開いてなかった。そうか、日曜日か。

大衆食堂ミルクでゆし豆腐（玉子付き）。ジロウはゴーヤーチャンプルー。

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国際通りのスタバで一休み。サンレレの弦が欲しくて楽器屋さんに行ってみるが、扱っていないとのこと。

ゆいレールに乗って浦添を目指す。首里より先に行くのは初めてだ。

浦添グスクに到着。管理棟で、沖縄の歴史の話を聞く。

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東村の水を買った。

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県独自の緊急事態宣言中の那覇。ガラガラのゆいレールで首里城を目指す。

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野良バリケン。

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緊急事態宣言中なので、有料エリアはお休み。ちらりと中の様子が見える。痛々しい火事の痕がまだ残っていた。

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栄町市場まで戻って、生ビールで休憩。サーモンのお刺身をいただいた。

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一度ホテルに戻って洗濯をする。

日記を書く。

再び呑みに出動。山羊料理二十番で多良川2合を二人でわけわけ。山羊の刺身と山羊汁を堪能する。地元のお客さんにかまってもらう。

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ジロウは再び一番餃子屋さんで持ち帰りの炒飯を注文していた。出来上がるまで、道ばたでゴロゴロしていた猫と遊ぶ。シンガプーラみたいな奇麗な毛色の猫だった。

ホテルに戻って、オリオンビールを飲みながら『BEASTARS』の続きを読む。

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