白濁(十二)
立ち飲み屋なんて入ったことがないから勇気が要った。意を決してガラス戸を開け、仕事帰りのサラリーマンばかりのカウンターに、わずなか隙間を見つけて手を置いた。女一人の客は珍しいのか、視線がちらちらと投げられる。
「いらっしゃいませ、なんにしましょ?」
まだ若いねじりハチマキの大将がニッと口角を上げて言う。
少し迷って、日本酒を頼んだ。
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立ち飲み屋なんて入ったことがないから勇気が要った。意を決してガラス戸を開け、仕事帰りのサラリーマンばかりのカウンターに、わずなか隙間を見つけて手を置いた。女一人の客は珍しいのか、視線がちらちらと投げられる。
「いらっしゃいませ、なんにしましょ?」
まだ若いねじりハチマキの大将がニッと口角を上げて言う。
少し迷って、日本酒を頼んだ。
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