醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕何が変わり、何が変わらないままなのか

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  • いざり火ちら/\して
  • 旅はやるせない
  • 山頭火

おぼつかない空模様である、そしてだいぶ冷える、もう単衣ではやりきれなくなつた、君がなさけの袷を着ましよ!

種田山頭火 行乞記 (一)


長月廿日、晴れ。

もうほんとうに怠くて、ずっと布団のなかでぐだぐだとしている。葛根湯の御利益で咳はちょっと治まったようだ。鼻水が滝のように出る。体中の水分が鼻から流れ出していくみたいに。

夢を布団の中で反芻する。


高山なおみの『帰ってきた日々ごはん』3巻を読む。

帰ってきた 日々ごはん〈3〉

帰ってきた 日々ごはん〈3〉

学生時代、高山さんとスイセイさんの夫婦の暮らしに憧れていた。幾年月が流れ、何が変わり、何が変わらないままなのかをのぞいてみたくなって。

昼はジロウにそーめんでラーメンをつくってもらう。

風呂にざぶんと入って、さっと買い物に出る。コンビニの明太子パスタに赤ワイン、枝豆、生ハム。

体調が悪いときに赤ワインと生肉を摂取すると、たちまち元気になる気がする。