〔日記〕背に六臂の仏様
- それは私の顔だつた
- 鏡つめたく
- 山頭火
夢現のうちに雨の音をきいたが、やつぱり降る、晴れる、また降る、照りつゝ降る、降つてゐるのに照つてゐる、きちがい日和だ、九時半から一時半まで行乞する、辛うじて食べて泊つて一杯飲むだけは与へられた、時雨の功徳でもあり、袈裟の功徳でもある。
種田山頭火 行乞記 (一)
さんざ濡れて働らく、かういふ人々の間を通り抜けて行乞する、私も肉体労働者であることに間違いない。
神無月十四日、晴れ。
同時に何冊もKindleで並行して読んでいるので、何をいつ読み始めたのか記憶が定かでない。Twitter連携機能をメモ代わりに使ってみようと思う。
今日読み始めたのは『あなただけの「龍」とつながる方法』。防水Kindleは湯船に浸かりながらでも新しい本が買える。素晴らしいような、自制が効かないような。
不思議なパワーが奇跡を起こす あなただけの「龍」とつながる方法
- 作者: MOMOYO
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 2016/08/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ジロウが目覚めて、伸びをしながら「は・ひ・ふ・へ・ほーりでぃ!」と言う。最近は火、水、木と三連休が続いている。
いい天気なので外でご飯を食べることにする。Baan Hua Donでガパオとグリーンカレーのセット。御成スタバでコーヒーを飲みつつ、溜まっていた日記を書く。
「体から始まる恋があるように、体から始まる友情があってもいい」
— 野原海明/小説家 (@mianohara) November 21, 2018
なんて、おれの書いた小説の主人公は言っていたけれど本当かなぁ。ただのセフレに着地してしまうんじゃないかなぁ。
〔日記〕その場で照明を買う - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明 @mianohara https://t.co/ddun5UhLxY
えのすいへ。大水槽の魚の名前を少し覚える。エイの「おまんじゅう」は、ガラスのこちら側から名前を呼んでも、呼ばれているのがわかるみたいだ。近くにやってきてふわりと舞い降りる。
— 野原海明/小説家 (@mianohara) November 21, 2018
〔日記〕アオリイカと遊ぶ - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明 @mianohara https://t.co/2QdZIPzQyy
建長寺の雲龍図に会いに行くことにする。亀ケ谷切り通しを昇るとき、雲が巨大な龍になって迎えていた。背に六臂の仏様を乗せている。仏様は、楽しそうに体をくねらせて踊っていた。
無事、建長寺に辿り着いておびんずる様をなでる。境内をぐるりと散策。ジロウは雲龍図の鏡を買っていた。『妻に龍が付きまして・・・』の龍神「ガガ」にちなんで、「ガガミ」と呼ぶ。
- 作者: 小野寺S一貴
- 出版社/メーカー: 東邦出版
- 発売日: 2017/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ぷらぷら北鎌倉駅まで歩いて電車で鎌倉に戻る。まだお腹が空かないので小町通りと若宮大路を散策。若宮大路の「鎌倉聖石」でジロウが水晶を買う。
筍へ。鰯の酢〆、マグロのなめろう、鰯つみれ汁。土佐鶴、菊正宗。釈迦でも日本酒、さらにヒグラシへ寄って帰る。