醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

〔日記〕「もうそろそろ寝るじかんですよ」と起こされる

東急で焼き魚とスルメ、日本酒を買って帰る。ONE PIECEの続きを読みながら、やっぱり猛烈に眠くなって19時に布団に入る。21時に「もうそろそろ寝るじかんですよ」と、Google Homeに起こされる。もう寝てるがな。

〔日記〕もっとシンプルで、現世欲に満ちたもの

ああ、祈りはもっとシンプルで、現世欲に満ちたものでいいのか。 私はまだ何者でもなく、野原海明を名乗り始めたときの、尊大でぎらぎらとした自分に戻ろう。

Google Homeでおすすめのニュースは? 好みのニュースを選んでルーティンに登録してみる

ニュースは好みの提供元をあらかじめ選んでおくといい。ラジオをチューニングしておくような感じだ。

白濁(三十)

肩に手を置いてきたのは、タケシと呼ばれていた男だった。日曜なのに今日もスラックスをはいて、ネクタイまできっちり締めていた。 「それじゃ」 高橋はそう言うと、こちらの顔は見ずに軽く手を上げ、駅の方へ歩いて行った。 「もう酒、見たくなくなった? …

〔日記〕仕事とは辛くて大変だからお金をもらえると思っていた

もっとがっちりと、書く時間を仕事として取り組むべきか、と考えていて、ああ自分は、「仕事とは辛いこと」「辛くて大変だからお金をもらえること」とずっと思っていたんだなぁと気づく。 自分を縛り付けるな。もっと遊ぶように生きるんだ。

白濁(二十九)

あれから恥ずかしくて呑みに行けていないのだけれど、東急で買い物をするとどうしても店の前を通ってしまう。 日曜日。日暮れの早くなった商店街の煙草屋の前で一服しているのは高橋だった。私は買い物袋を下げて家に帰るところだった。 目が合ってしまう。

Broad WiMAXは最安値じゃない!? でもやっぱりGMOとくとくBBじゃなくてBroad WiMAXを選んだ理由[2018年9月]

ワイヤレスゲートの契約から4年。この期に安いと言われているBroad WiMAXに乗り換えようと思ったけれど、えっ、最安値じゃないの? でもやっぱり、GMOとくとくBBじゃなくてBroad WiMAXに決めたのには理由があるのです。

〔日記〕自分から会う約束

誰かに会いたくて、自分から会う約束を持ちかけたことって、今までにどのくらいあっただろうか。 「約束して会う」のが面倒で、ほとんどなかったような気がするな。

白濁(二十八)

そのまま押し入られたらどうしよう、と思っていた。男は背後に立っている。 おそるおそる振り向く。ちょうど外灯の逆光になり、男の表情はよく見えない。 「……ありがとうございました」 「こんなところにアパートがあったんですね。古い一軒家ばかりだと思っ…

〔日記〕頭から尻尾まで

日が暮れたので呑みに出掛ける。 今日は田楽。鮎を焼いてもらって、頭から尻尾まで完食。 あと、茄子と椎茸。

〔日記〕パソコンを買ったらGoogle Home Miniがおまけでついてきた

Google Home Miniがおまけでついてきた。 いや、正しくはGoogle Home Miniを合わせて購入したのだけれど、キャンペーンが2つ重なり、「Google Home Miniを買うと、Google Home Miniは無料になり、パソコンの価格も値引きされる」という不思議な現象が起きて…

〔日記〕一太郎を買ってもらう

横浜に到着。 ヨドバシカメラで、ジロウが新しいパソコンを買う。 一太郎をポイントで買ってもらう。うれしい。

白濁(二十七)

「それじゃあ、立てますか?」 「いえ、ほんとにいいんです。自分で帰れますから」 「もうタクシー呼んでますから」 男は私の腕を取って、自分の肩にひっかけた。 「立ちますよ。せえーのっ」 「あっ」 思ったより自分の足元はおぼつかなかった。 「ほんとう…

〔日記〕note公式アカウントに「おすすめ"編集・ライター系"ノート」として紹介される

やたらと、noteの通知がきている。 note公式アカウントで、「おすすめ"編集・ライター系"ノート」として紹介されたらしい。たいへん嬉しい。

〔日記〕勝手に線を引いて所有したつもりになっている

先祖代々の土地や家にはなんの興味もない。 大地は所詮、だれのものでもないのだ。 人間のルールで、勝手に線を引いて所有したつもりになっている。 自分が持てるものなんて何ひとつない。 そして、 自分が世界のすべてである。

スケジュールもメールの通知も必要なくなった〔アメブロ〕

すごく苦手なことがある。 それは、スケジュールを入れることと、電話やメールに即レスすることだ。 苦手だからこそ、仕事でやらざるをえなかったときには必死でやっていたのだけれど、仕事を辞めた今となっては、どちらも全くやっていない。 Googleカレンダ…

〔書評〕 杉浦日向子『百日紅』~ 葛飾北斎に娘の応為、渓斎英泉が愛しくてたまらなくなる傑作

散っても散っても尽きずに咲き続ける紅い花。作者の杉浦日向子は、この花に北斎の画才を連想した。

白濁(二十六)

「大丈夫ですか。救急車、呼びます?」 カウンターに肘をついて、なんとか立っていたつもりだったけれど、気がつけば外の通路に寝かされていた。目の前に、瓶ビールの黄色いケースが転がっていた。その横に、少し埃を被った革靴。グレーのスラックスの裾。 …

〔日記〕おれが年商1億円くらいサクッと稼いでやんよ

ジロウはまだ不機嫌な顔をしている。 「あなたは小説だけ書いていればいいから」と言ったのは嘘だったのか。それとも、口で言ってみただけでおれを養うつもりなんてさらさら無いのか。 頭に来て、決める。 おれは、ジロウの両親が生涯をかけて貯めた貯蓄額を…