鎌倉に今日も音楽が流れる。
レンバイという呼び名で名高い鎌倉の野菜市場。その並びにCOBAKABAという定食屋さんがある。店主の名はUPPONこと、内堀敬介。
鎌倉の街をぶらぶら歩けば、きっとどこかで彼の歌を耳にする。このゆるやかな街に、彼がつくった歌や彼の歌声は、ゆわんゆわんと吹く潮風のようにしっとりとなじんでいる。
そのUPPONが青春時代につくった「恋の花」という、なんとも透きとおった切ない歌があるのです。おれはこの歌を聴いてからいつか、その光景を物語にしてみたいと思っていた。
高校時代に書いた青臭い恋愛小説を引っ張りだし、UPPONの歌のちからをかりて、新しい物語に仕立て上げました。
今宵からのんびりと更新していきます。お楽しみいただけたら幸いです。
鎌倉に今日も音楽が流れる。