醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕風邪

昨日の会議を受けて、また5時に起きて資料修正。再度市役所にて打ち合わせ、修正の方向性を決める。風邪気味で寒気が止まらない。

駅にて解散。喫茶ムムムが休みだったので、なつめでビーフカレーを食べる。体調がすぐれないので、まち歩きは断念し、そのまま空港へとバスで向かう。

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バスの中で爆睡。1時間ほど走ったはずなのに、乗ってすぐの記憶と、到着直前の記憶しかない。空港のカフェで電源をもらい、たまっていた仕事をする。18時半、軽く夕食。李さんはこの旅最後のとり天定食、おれは食欲がなくサラダパスタ。

飛行機の中で『禅の教室』の続きを読んだ。月が赤く、機体が傾くたびに大きく窓の外を上下した。

楽湯――遊於湯――何物にも囚へられないで悠々と手足を伸ばした気分。
とにかく、入湯は趣味だ、身心の保養だ。

[種田山頭火 行乞記 (二)一九三一(昭和六)年]

慌ただしい2泊3日の滞在だった。温泉にもあまり入れなかった。初めて別府に来たプロポーザルの日も、風邪をひいたことを思い出した。