〔日記〕さくらにふる雨
- 春風の
- ボールにうたれた
- (行乞途上)
- 山頭火
さくらを見に千葉へ。あいにくの雨だが、雨に散るさくらは美しいと思う。濡れた舗道に散らばる花びら。
花、花、花だ、満目の花だ、歩々みな花だ、『見るところ花にあらざるはなし』『触目皆花』である、南国の春では、千紫万紅といふ漢語が、形容詞ではなくて実感だ。
[種田山頭火 行乞記 (二) 一九三一(昭和六)年]
鎌倉駅で焼きたての惣菜パンと珈琲を買った。グリーン車でのんびりと向かう。少し仕事。珍しく少し高級なランチをいただいたら、物足りなくて夕方にラーメンをすすってしまった。
千葉は、遠いようでいてとても近い。東京湾のすぐ向こうに見えるくらいに。
戻ってきて駅前のスタバで仕事。20時に切り上げてヒグラシへ。サノさんとひとみさんのコンビ。塩ウニとパルミジャーノチーズ、よっぱらい鶏。他のお客さんの余した熱燗をいただく。4合。おおいに酔っ払う。