〔日記〕胸を熱くさせながらラーメンをすする
時計が米ともなり煙草ともなり酒ともなる、さても便利な世の中、重宝な時計である(今日は質入しないでぢつと我慢したが)。
種田山頭火 其中日記 (七)
去年の11月15日の日記。材木座海岸の入り口で、奥さまが一人魂の抜けたように立ち尽くしている。
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー (@mianohara) November 15, 2019
「観光でいらっしゃったの?」
「いいえ」
「あ、そうなの。あんまり富士山がきれいだったから教えてあげたくて。ごめんなさいね」https://t.co/wetdLFbC9k
今日の占い(11/15)月は双子座で、木星のオポジションから火星のトラインへ。調整される正義、現実を包み込む「望ましい」言説。
— 石井ゆかり (@ishiiyukari) 2019年11月14日
神無月十九日、晴れ。
いつも、その日のデスクワークを終える前に、次の日にやっておきたいことを一覧にして書き出している。むやみやたらにタスクが増えないように、一度書き終えたら線を引く。
後から何かやりたいことを思いついたら、その下に記入していく。昨日のうちにセットしておいたタスクから取り掛かるべき……とずっと思っていたけれど、ついさっき思いついたことのほうが、「今やるといいこと」なのかもしれないと、最近は思っている。
風呂で大橋一慶『ポチらせる文章術』を読む。入浴時間は1時間4分59秒だった。
大橋一慶『ポチらせる文章術』を読む。広告は、「読まれたら、売れる」。お客は商品を手に入れるためにお金を払うのではない。その商品から得られる嬉しい未来を求めてお金を払う。このハッピーな未来を「ベネフィット」という。https://t.co/mAd6p9esuc pic.twitter.com/w0lL7X5IPy
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー (@mianohara) November 15, 2019
7時41分に起きる。睡眠効率91%、睡眠時間は8時間56分。
今日も楽しくアメブロの改造作業。やり出すと止まらない。
昼は静雨庵へ。行列に並んでいたら、初めてアメブロ経由でパワーストーンヒーリングのお申込みメールが届いた。のりんちゅさんの「 ビジネスのための!魅せるアメブロの作り方無料メール講座」に大感謝。
すっごくドキドキしている。ドキドキしながら、ミソネギラーメンを待つ。
そうしたらちょうど、ON THE TRIP代表の成瀬勇輝さんが、私がライティングを担当した南方熊楠記念館のリリースのお知らせをUPしてくれたところだった。
いろんなことが、一斉に動き始めた。わー、どうしよう! と胸を熱くさせながら、ラーメンをすする。
気になっていた、キウイ柄と蜜柑柄の傘を買いに、御成通りのjentecoへ行く。そうしたら、ずっと探していた、セレナイト棒(ヒーリングに使う石のひとつ)を入れるのにぴったりの、細長いポーチが売っていた……! 色もイメージどおり。なんて素晴らしいの!
帰宅して予約のお申込に返事を書き、アメブロ改造の続き。
日記を書く。
「パワーストーンヒーリングの記事、つづりが『ヒアリング』になっちゃってるよ」とMさんが教えてくれる。あっちゃー。#日記更新しました
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー (@mianohara) November 15, 2019
〔日記〕つづりが「ヒアリング」になっちゃってるよ - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌 https://t.co/gijUTRSKoV
アメブロを書く。
残念なことに、お店で売られているパワーストーンのほとんどは、ヒーリングできるほどのエネルギーを持ってはいないのです……
— 海明(ミア)💎 パワーストーンヒーラー (@mianohara) November 15, 2019
「パワーストーン」として売られていても、効果が無くなってしまっている石がほとんどなのです。 | 海明(ミア)鎌倉のパワーストーンヒーラー https://t.co/aBGUdEc6m5
18時57分に切り上げて、ヒグラシ文庫へ向かう。途中の道で、目の前を歩いていた奥さまがヨロヨロと転がる。
「大丈夫ですか?」
声を掛けてみたら、服装や身のこなしから受ける印象より、ずっと若いすっきりした顔立ちをていた。最近、ベンチにいつも座っている「神様」だ。
たぶん何日も着たままの服、煤けたお顔。大きな荷物を持って、いつもベンチにちんまり座っている。お昼頃に見かけるとと、おそらくはお弁当を差し入れしている紳士と、楽しげに話しながらお昼を食べている。
空と陸との間に眠る人は、鎌倉では少ない。いつもお菓子屋さんの前で、スーツ着たまま寝ていた「菓子屋の妖精」さんは、いつのまにか見かけなくなった。
ベンチの神様は、地面に転げたまま「ニッ」と笑い、
「大丈夫だけど、10円くれない? ……ほんとは1,000円がいいけど、10円でいいから」
と言った。
「……電話かけるの?」
うふふっと、神様は少女のように笑う。
「煙草買おうと思ったらサ、10円足りなくて。煙草、値上がったのねエ」
「いいけど、立てますか?」
「大丈夫なのよ。モノを落としちゃってサ。あのね、モノを地面に落としたときは、手を伸ばして拾っちゃだめなの。体ごと倒れて拾わないと、魂が地面から離れちゃうのよ。立ち上がるときも、ちゃんと自分の手で地面を触らないとダメなの」
そう言って彼女は、スタバの空のカップを片手につかみ、もう一方の手でゆっくりと起き上がった。ああ、この人も、私と同じ魔界の生き物なのね。
「それじゃ、10円ね」
黒く染まった手に10円玉を渡すと、彼女は手を合わせて、「ありがとうございます、ありがとうございます……」とずっと頭を下げていた。
ヒグラシ文庫に到着。今日はさおりさん。菊水常温2合、手羽のさっぱり煮。釈迦へ移動して日本酒一合、狂った春野菜のポテサラ(フキノトウ風味)。今日はパンちゃん。ハジちゃんに「ジーパン、めずらしいけど、いいね」と褒められる。