〔日記〕公式サイトをリニューアルする
夕べ、一杯機嫌で海辺を散歩する、やつぱり寂しい、寂しいのが本当だらう。
種田山頭火 行乞記 (一)
行乞してゐる私に向つて、若い巡査曰く、托鉢なら托鉢のやうに正々堂々とやりたまへ、私は思ふ、これでずゐぶん正々堂々と行乞してゐるのだが。
長月三日、曇りのち晴れ。
巨大な鯨のような生き物と泳ぐ夢を見た。鯨ベーコンのような、人工的な赤と白の色をしていた。岬の突端の宿にバスで向かう。夜のバス停は三崎を思い起こさせたが、ここはどうやら半島の西に向かって突き出しているようだ。真鶴に近いイメージだろうか?
5時頃起きる。今日も坐禅をして脚がしびれる。牛乳で軽く朝食を取り、散歩に出かける。今日は波がほとんどなくて、サーファーも皆無。みな、出かける前に波情報を確認しているのだな。人が少ないのをいいことに、プロフィール写真を自撮りする。
光明寺は、もうすぐお十夜だけれど山門が工事中だった。写真を撮っていたら「みあちゃん」と後ろから呼ばれた気がした。振り向くと、大正ロマン的な着物を着たねえさんが和傘を持ってやっぱりこちらに振り返っていた。軽く会釈をする。
日記を書いて、
日没前に散歩にでかける。鶴岡八幡宮にお参り。おみくじにたいへん嬉しいことが書いてあってその場で舞い踊る。
— 野原海明/小説家 (@mianohara) October 11, 2018
〔日記〕その場で舞い踊る - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara) https://t.co/Xkc7j17w9B
通夜は映画館で行った。お焼香の代わりに、親族と参列者とが短い映画を観るのだ。火葬された義母の遺骨は、後日運送会社が配送してくれることになっていた。
— 野原海明/小説家 (@mianohara) October 11, 2018
〔日記〕このあたりは真言宗なのだな - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara) https://t.co/zmN2NkNfst
小説を書く。
「――なんだけど、どう思う?」
— 野原海明/小説家 (@mianohara) October 12, 2018
「あ、え? ごめん、なんだっけ」
白濁(四十七) - 終わらない夏 @mianohara - g.o.a.t https://t.co/K3iBDyJOUl
自分の公式サイトをリニューアルする。そのままポートフォリオとして、A4の紙に印刷もできるように。
ポートフォリオをちゃんとつくりたくなり、公式サイトをリニューアルしました。結局はいつも使っているWiXで作成。シンプルに、そのままA4の紙に印刷もできるように。
— 野原海明/小説家 (@mianohara) October 12, 2018
野原海明(のはらみあ) 公式サイトhttps://t.co/iMvRE1Rwyz
あわせて、Amazonの著者ページも編集する。
夕方、ジロウと出かける。信金に寄ってから山本餃子へ。クボジュンこと久保田潤画伯の絵を受け取るのだ。紹興酒2杯、焼き餃子、煮鶏。
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ふたたび筍へ。菊正宗、とうがらし梅酒。サーモンの塩麹づけ、鶏ねぎきじ焼、たぬき奴。釈迦へ。一ノ蔵、ローストビーフ、豆腐麺の担々麺。
〔日記〕このあたりは真言宗なのだな
- こんなところに
- こんなシヤンがゐる
- 波音
- 山頭火
自動車が走る、箱馬車が通る、私が歩く。
種田山頭火 行乞記 (一)
長月二日、晴れ。今日も夏のように暑い。
誰かの葬儀の夢を見た。亡くなったのは、主人の母親であるようだった。義母は血縁の無い、主人の前妻の家族と共に暮らしていた。夫婦関係は終わっても、嫁姑関係は、実の母娘のように続いていたらしい。喪主を一人に決めずに、二つの家族で葬儀を取り仕切ることになった。
前妻の家族の家は、公団住宅のような大きなマンションの一階で、植物園のように広いサンルームと庭があった。庭の植生はマンションの敷地を越えて、外の河原にまで広がっていた。巨大なマンションの敷地には、冠婚葬祭のできる施設も、娯楽施設も揃っている。葬儀はそちらの会場を借りることになった。
通夜は映画館で行った。お焼香の代わりに、親族と参列者とが短い映画を観るのだ。火葬された義母の遺骨は、後日運送会社が配送してくれることになっていた。住み慣れた家に戻すのがよいだろうと、先妻の家を指定した。
葬式は先妻の意向で、日中にサンルームで行われることとなった。
「母さん、明るいのが好きだから」と彼女は言っていた。
葬式にはサラダビュッフェが振る舞われた。肉料理がないのは、これも義母の趣味を組んだ先妻の意向であるらしかった。
サンルームでサラダを取り分けると、みな皿を手にして庭に出る。誰もが喪服であることをのぞけば、それは結婚式の会場のように見えた。
配送に手違いがあったらしい。骨壺は先妻の家ではなく、主人のところに届いた。その立派な淡い青磁の壺だった。
日記を書こうとしていたけれど脱線して、ついウェブサイトでポートフォリオをつくり込む。まだもう少しいじる予定だ。
事務仕事の予定だったが、天気がいいので出かけたいとジロウが言う。材木座を歩いてかたつむりを目指すが、水曜定休だった。盛華園に寄る。ネギラーメン。ジロウは挽肉そばの汁あり。どちらも残念な感じではあった。
踏切を越える。そこで亡くなったSさんに手を合わせる。「みあぁ!」と、いつものように呼ばれたような気がした。
駅前のスタバでコーヒーで口直しをし、崎陽軒のシュウマイを買って江ノ電に乗る。長谷で降りて、極楽寺坂を目指す。
虚空蔵菩薩に呼ばれる。
狛犬が可愛い。
雄と雌でヘアスタイルが違う。
屋根の上の狛犬は、ぶっ飛んでいる。
真言をいただいた。
工事が終わった成就院にお参りし、極楽寺にも行く。このあたりは真言宗なのだな。そのままてくてくと稲村ヶ崎まで歩き、ビールを買う。夕日を眺めつつ、トンビに警戒しつつシュウマイをいただく。目の前の芝生では小池龍之介和尚がヒーリングっぽいことをしていた。
鎌倉へ戻って筍へ。土佐鶴、とうがらし梅酒、ガリサワー。サーモンの塩麹漬け、レバームース、厚揚げの味噌煮、キーマカレーのあたま。中華三番へビトくんのライブを聴きに行くというジロウを見送る。ヒグラシへ移って冷酒、鶏ナンコツ。今日はかおりさんデーだ。