醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕ノンストップで4時間、集中する

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  • ふたゝびこゝに
  • 花いばら
  • 散つてゐる
  • 山頭火

晴れて急に暑くなつた、ぢつとしてゐて、汗がたら/\流れる、いよ/\真夏を感じる、私はどんなに暑くても苦しくても、冬よりは夏をえらぶ、私の肉体が寒さよりも暑さに対して抵抗強いからでもあるが、浴衣一枚で何のこだわりもない生活が好ましいからである。

種田山頭火 行乞記 (三)

水無月九日、曇りのち雨。

普段使いのノートをバレットジャーナルとしたので、それぞれのページのフォーマットを考える。タイトルと日付をどこに書くか、罫線はどのように引くか。

8時12分に起きる。睡眠効率100%。すばらしい。

ひさしぶりにウィッシュリストを書いていたら、ワクワク(というか、ドキドキ?)してきた。血流がブワッと上がる感じ。「これをやらなくちゃ」と堅い頭で考えるんじゃなくて、テンションが上がることをやっていこう。

風呂で本を読む。読んだ本は下記の通り。入浴時間は42分33秒だった。

なるほど、「デイリーログ」はGTDで言うところの「Inbox」として使えばいいのだな、と納得する。すべてを紙のノートに切り替えようか? と一瞬思ったけど、いやいや、Web情報のログもあるから、Evernoteを併行して使った方がいいな。

ジロウと早めに出かけて、アパートの契約更新手続き。竹扇へ。カレーうどん、生卵入り。太いうどんが食べたかったのだけど、冬季限定らしい。残念。ジロウはカツ丼。

解散して島森書店へ。マイルドライナーのグレーと渋めの青を買う。クリップとノートも。ふせんも買おうと思っていたのだけど、ぴんとくるものはなかった。

帰りに道端で外灯の写真を撮っていたらタクシーにクラクションを激しく鳴らされる。すいません、すいませんっ! と思って飛び上がっちゃったけど、おれ悪くないじゃん。ナンバープレートをじぃーっとにらむ。今度そういうことをしてくるヤツには、あっかんべーをしてやろう。

帰宅して、日記を書く。

原稿の続きを15時24分から開始。19時38分までノンストップで4時間、集中する。「何分かに一回、休憩を入れるといい」という話もよく聞くが、自分の場合、一度集中してしまったらそのまんま乗り続けるほうが気持ちがいい。

新しい仕事の話が来る。面白そうだな。

ヒグラシ文庫へ。菊水冷酒二合、鰹刺身、新じゃがアンチョビチーズ。Yちゃんが、まるでラムネのようにポリポリ頭痛薬を摂取しているので(しかもビールで)心配になる。

釈迦へ。日本酒、ゴルゴンゾーラチーズたっぷりのケール、タラのソテー。お店を間違えて入って来ちゃった人が、「ここは爽やかですね」と感心しながらくつろいでいる。

帰宅して22時30分に寝る。

〔日記〕バレットジャーナルを始めてみた

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  • ゆふべのラヂオの
  • 泣きたうなつた
  • 山頭火

夢精! きまりわるいけれど事実だから仕方がない、もつともそれだけ vital force が残つてるのだらう!

種田山頭火 行乞記 (三)

水無月十日、晴れ。

自分が欲しいものを追求し尽くすと、周りの人にも豊かさをあげたくなるものらしい。でもそれを、無料でどんどんあげるのではなく、商品として提供する。無償であげてしまっていては対等になれないから。

ビジネスは愛。お金を受け取ることも、大事な役割。

8時5分に起きる。風呂でライダー・キャロル『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』を読む。

ついに64GBのiPhoneSEのストレージが満杯になる日がやってきたか……。中身を整理しなきゃなあ。

noteに写真をUPする。

昼はタパス&タパスでチキンソテーとソーセージの入った、肉々しいトマトソースのパスタ、サラダセット(レモンドレッシング)。トイレットペーパーなどを買って帰宅。日記を書く。

バレットジャーナルを始めてみた。昔、ちょっとだけやっていたけどしっくりこなかったのだ。ムーンプランナーの考え方に合わせて、日付は太陽暦のまま、並び方を太陰暦に変える。月のリズムに合わせて生きるのは気持ちいい。

今日は花火大会だ。

日記を書いたりするのは一日の作業の助走。助走が終わるのが夕方でいいのだろうか? と思いつつ、そこから夜までの集中力が割と高いからそれでいいかもしれない、とも考える。そして、一つのことにかかりきりになるよりも、ところどころ脱線したほうが最終的にはスムーズに進むような気がする。脳みそが休まるし。

とにかく、14時51分から原稿を書き始める。16時45分までぶっ続けで書いていたが、花火の混雑を誘導する人々の罵声が途切れなく続き、とてもウルサイ。集中できないのでやめて、グラフィックレコーディングの練習などしてみる。

「散歩に行ってくる」と言って出て行ったジロウがなかなか帰って来ない。電話をかけたら、とのやまで呑んでいるらしい。ものすごい混雑で、帰って来られないんじゃないかと心配していたが、「人混みがすっごいことになってる!」と、寿司折りを提げて帰って来た。

ジロウにつまみをつくってもらって晩酌。しらすおろし、板わさ(蒲鉾もワサビ漬けも、どちらも小田原産。こないだ、新松田のライブに行ったときのお土産)、レバー炒め。

去年の花火は無風で煙りがもうもうと立ちこめて何にも見えなかったが、今年は素晴らしく美しかった。スターマインの後、思わずベランダで拍手する。家で寝っ転がって花火を見られるのはなんとも贅沢。

花火が終わったとたんに、民族大移動のように人々が浜辺から繰り出してきた。それを横目に呑みながらONE PIECEを読み返して楽しむ。ゲームに興じて23時58分に寝る。