〔日記〕〆切
- 朝の水
- くみあげくみあげ
- あたゝかい
- 山頭火
原稿の〆切。朝から家にこもって、ひたすらただそれだけをやる。
12時間ぶっ続けで机に座っていて、19時頃ようやくそれらしいものができあがる。
よろよろと、呑みに出掛ける。首が大変凝っている。
草花を摘みつゝ、柏餅を食べつゝ、酒を飲みつゝ、考へる。――
種田山頭火 行乞記 (三) 一九三二(昭和七)年]
うつくしいものはうつくしい、うまいものはうまい、それが何であつても、野の草花であつても一銭饅頭であつてもいゝのである、物そのものを味ふのだから。
飲める時には、飲める間は飲んだがよいぢやあないか、飲めない時には、飲めなくなつた場合には、ほがらかに飲まずにゐるだけの修行が出来てゐるならば。
釈迦で日本酒、豚ヒレのデミグラソース、鮫軟骨。家に閉じこもっているうちに、どうやら梅雨入りをしたらしい。
ヒグラシへ。常温一合。イカフライといかげそを買って帰って、ますむらひろしの漫画を読みながらむしゃむしゃと食べるうちに寝てしまう。