2018-07-12 白濁(十一) D:更新のお知らせ D:更新のお知らせ-小説を書きました 野原 海明 はてなブログPro 結婚をゴールとしない恋は、いつしか単調なものになる。もう二人で日中にどこかへ出掛けることもなければ、最初の頃のように飲みに行くこともなくなっていた。ただ坂井は私の部屋に通って来て、もうひとつの自分の家のようにくつろいで帰っていく。それは、平安時代の通い婚を思い起こさせた。光源氏が紫の上を幼いうちにかっさらい、自分好みの女に育てあげ、そのくせ身分の高い他の女を正妻に迎えてしまうように、坂井もいつか他の女と結婚するのだろうか。 続きはこちらからどうぞ。mianohara.goat.me