〔日記〕書いてあったサイズよりも大きくて
- 休んでゆかう
- 虫のないてゐる
- こゝで
- 山頭火
此宿の老主人から、米を渡すとき、量りが悪いといふので嫌味をいはれた、さては私もそれほど慾張りになつたのか、反省しなければならない、それにしても宮崎では良すぎるといはれ、こゝではよくないといはれる、世はさま/″\人はそれ/″\であるかな。
種田山頭火 行乞記 (一)
葉月廿四日、曇り。
夢の中では、しとしとと雨が降っていた。縁側があるどこかの公民館のような古びた建物に忘れ物を取りに来ている。紺色の袋に入った何かと、一升瓶。
部屋の中で水族館劇場の役者たちがちらほらと休んでいて、これはちょどいい、と思って「セリフ合わせしましょうよ」と誘う。座敷に座った風兄さんと増田さんのところに、外から上がり込むのが私の役だ。
おや、劇団は辞めたんじゃなかったっけ、と夢のなかでふと思う。それとも、この10月の芝居を最後に辞めることにしたんだっけ。どちらにしても、また芝居に出てしまったら未練がましくなってしまうなぁ、と思っている。
桃山さんがやってきて、ミーティングになる。
「おい左門、車出してくれ」
と桃山さんが言う。
「一升瓶ばっかり持ち込むやつがいるから、手で運べないじゃないか、まったく!」
と、私のほうをチラッと見て言う。怒ったふりをして、にやにやとした笑みを隠しきれずに。
押し入れ用のハンガーラックが届いたので組み立てる。レビューに「組み立ててみたら書いてあったサイズよりも大きくて押し入れに入らなかった」というのがあったけれど、まあ大丈夫だろうと思って油断していたら、ほんとに入らなかった。絶妙に梁の部分に引っかかるのだ。
悔しいので、縦に入れるのを諦めて、横にして入れる。どうにか収まった。思っていたのと違うが、思っていた以上にすっきり収まったかもしれない。
昼に、ジロウが茹で鶏を作った残りのスープで野菜スープをつくる。純粋なチキンスープだ。
日記を書いて、
ぐだぐだしているうちに、「ねこめし屋」のアプリにはまる。ゲームとしては単純操作だけど、キャラクターと物語が面白くて、次の物語が解放されるまでついついやりこんでしまう。
— 野原 海明 (@mianohara) October 3, 2018
〔日記〕「ねこめし屋」のアプリにはまる - 醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明(@mianohara) https://t.co/PtvMZmxaIV
小説も書く。
「いい部屋だね」
— 野原 海明 (@mianohara) October 3, 2018
そう言うタケシさんは六畳のアパートには全然似合わない。一人暮らしを始めた娘の家に遊びに来たお父さんみたいだ。そのシャツの、ぽってりと出たビール腹ならぬホッピー腹に触れてみる。
白濁(四十) - 終わらない夏 @mianohara - g.o.a.t https://t.co/5apGfrN1gV
家を出る。図書館で予約していた本を借りる。
- 作者: 有元葉子
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2003/01/01
- メディア: 単行本
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ダイソーで靴箱を整理するためのプラスチックケースと、鞄を整理するためのS字フックを買う。荷物が大きいので、そのまますぐに一度帰宅する。
靴箱と押し入れS字フックを実装する。なかなか満足のいく仕上がりである。
田楽へ行く。熱燗、豆腐、鶏串、しいたけ。マイタケの天ぷらをサービスしていただいた。木彫り職人さんと知り合いになる。釈迦へ寄ってから帰る。