〔日記〕そういうことがずっとしたかったのだ

• 寝るところが
• みつからない
• ふるさとの空
• 山頭火

さてどこに泊らうか、もうおそくて私の泊るやうな宿はない、宿はあつても泊るだけの金がない、まゝよ、一杯ひつかけて駅の待合室のベンチに寝ころんだ、ずゐぶんなさけなかつたけれど。……

種田山頭火 行乞記 （一）

霜月九日、くもり？

起きようという気力がまったく起きない。ぐだぐだと布団に入ったまま、『ONE PIECE』の91巻を読み返す。

ONE PIECE 91 (ジャンプコミックス)

ジロウがうどんをつくってくれる。ついでに、だらだらとつまめるように、ハムと野菜の炒め物も。

『内なる宇宙』を布団でじっくりと読む。そういうことがずっとしたかったのだ、と思いながら。

内なる宇宙〈上〉 (創元SF文庫)

内なる宇宙〈下〉 (創元SF文庫)

暗くなったので、寝癖をなでつけて眼鏡をかけてコンビニへ行く。いつものコンビニは棚がスカスカだったので、ちょっと足を伸ばして遠くのコンビニまで。きょとんとした青年の店員が、手持ち無沙汰げに店内を歩いていた。明太子のパスタ、海藻サラダ（青じそドレッシング）、赤ワイン、ちょっと贅沢なチータラ。