醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕這ってでも行きたいのだが

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  • お産かるかつた
  • よかつた
  • 青木の実
  • 山頭火

読書するつもりだつたが、しぜん眼があけてゐられなくなつた。

種田山頭火 其中日記 (五)

睦月廿八日、たぶん晴れ?

熱は下がった。今日はパワーストーンマスター講座の2日目……這ってでも行きたいのだが、ご時世がご時世……いや、でも行きたいんだよ!

石に「行っちゃダメかなぁ」と聞くと、「寝てなさい」とスパッと言われる。そりゃそうだよね、はい、おとなしくしております……。

まだ背骨に違和感がある感じ。猫背になりつつ、家の中をそろそろと動く。

熱が下がったからせめてデスクワークをしたいと思いつつ、やっぱりやめておく。食欲は珍しいことにほぼない。まだ胃が動いていない感じ。それでも昼頃には小腹が空いてきて、ジロウが炊いておいてくれていた蕪をおそるおそる口にする。重湯みたいでちょうどいい感じ。

だんだん食欲が出て来て、クルミを2、3粒囓る。ジロウが買い置きしていた無添加のポテチを奪う。

布団の中でドロレス・キャノン『この星の守り手たち』をずっと読んでいる。とても面白い。

夕方、元気が出て来て呑む気持ちになる。ジロウがしらすおろしをアテにつくってくれる。それと、ツナ缶に醤油をかけたのをつまんだ。日本酒は一合弱。

22時に寝る。