醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

シューカツ、というものは

するするすると、糸がほどけたような感じ。ようやく、つぎに進めるような気がする。

納得がいくまで考えないと前に進めない。無理やり進もうとしたら、つまづいた。四ヶ月の遠回りだ。でもこれで、少しだけ前が見えてきた。

大学四年の始まり。あと四単位で卒業できるので、とる授業は少ない。四年にもなると、どの授業にも知った顔がいるのでうれしい。でも知った顔は、ほとんど年下になってしまった。

一足先に旅立っていった友人たちのゆくさきを思う。どんな場所で、どんなふうに。

仕事をするってなんだろうか。きっと、お金もうけのことじゃないよね。自分のためだけには、がんばれない。誰かの笑顔のために。誰かの笑顔をみて、うれしくなる自分のために。

ようやく、そう考えられるゆとりが出来てきた。学べることは幸せだ。学んできたことを、今度はお返しできたらいい。