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醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

終わりなき銀河に旅立つために ~水族館劇場 東京報告会 に行ってきた。

水族館劇場という役者徒党がある。鎌倉の立ち飲み屋、ヒグラシ文庫に通うようになって、その存在を知った。寄せ場を中心に各地を流浪し、野外劇を続けている集団である。ヒグラシ文庫の店主、中原蒼二氏がこの劇団のプロデューサーだ。

古本遊戯 流浪堂を会場にして開催された2日目のトークイベント「グローバル化への抵抗として」におじゃましてきた。

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2日間に渡るトークイベント「終わりなき銀河に旅立つために」は、2016年5月に三重県芸濃町(現在は津市に合併されている)の巡礼札所の境内で打たれた芝居「バノラマ島綺譚外傳 この世のような夢」の報告会であり、東京公演につなげるための礎石となる。

suizokukangekijou.com

ゲストの翠羅臼氏(劇作家)と桃山邑氏(座付き作家)の対談。司会は中原蒼二氏。翠氏は、桃山氏、中原氏も所属していたアングラ劇団「曲馬舘」の主宰だった。水族館劇場の女優、千代次も曲馬舘の創立メンバーである。

現代の河原者である彼らは、流浪の民であり、低い方へ向かって流れ続ける。流動的下級労働者、この世に要無き者、政治や官から見放された存在に寄り添うように。「表現」や「演劇」という言葉は使わない。そこからは選ばれし者の臭いがするから。

公共サービスって、誰に対するサービスなんだろう。まつろわぬ民たちは、そこからはみ出していく。出て行かない者たちは、与えられた選択肢の中でだけ生きていく。「公共」という皮を被って蠢くもの。それは、支配? 「座を建立する」とは、政府に変わる社会をつくろうとすることだろうか。芝居は闘いだと、桃山さんは言った。自己表現でもなく、メッセージ性のある何かでもない。

mia.hateblo.jp

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