2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
カストリ書房のグッズに心が揺れている。
もっと嫌なヤツでいられたらよかったなぁと思っている。 期待される役割も演じずに、おとなしく遠慮するのもやめて。 目立たないようにしていたって、どうせ何かが滲み出てきてしまうのだ。 それならば勘違い野郎であっても堂々としていればよかった。
酒は好きだが、飲み会は好きじゃない。 最初はビールで乾杯、だとか。 こだわりの日本酒の銘柄とうんちく、だとか。 テーブルにずらりと並ぶ大皿の料理、だとか。 次々に増えてくるメンバー、だとか。
メンターと呼ぶべき人に恵まれる人生である。 そしてそれはいつも男性で、高圧的な雰囲気を持つ敵の多い人たちだ。 彼らに認められるためにおれは全力を尽くして走り続けた。 彼らを支える影のナンバー2になりたかったのだ。
長い長い遠回りの果てに、ようやく来るところまで来た気がする。 思い描いていた理想の毎日のまっただ中までやってきたのだ。
「仕事をしてる」と言うのは、まっとうな社会人みたいでいいな、と思っていた。 「仕事をするのが大人の責任」みたいに思っていた。 でもそういうのを全部やめることにした。 仕事はしない。働かない。 ただ、生きるんだ。
毎週のように日本全国を出張で飛び回っていたけれど、仕事を辞めてみると、歩いて行ける範囲だけで一日が過ぎていく。 もともと出不精なのだ。
春眠は暁を覚えない……と思っていたら、「暁アラーム」がオフになっていた。 その日その場所に合わせた夜明けと日の出をお知らせしてくれる、便利な目覚ましなのだ。
出逢う人それぞれの中に野原海明がいて、それはどれもまったく違う人なのだろう。 思ってもいなかった人間像を投射されている。 見くびられると腹が立つ。