読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

ももせいずみ 『運と幸せがどんどん集まる「願いごと手帖」のつくり方』

運と幸せがどんどん集まる「願いごと手帖」のつくり方

運と幸せがどんどん集まる「願いごと手帖」のつくり方

手帖術の本をいろいろと渡り歩いた結果、いちばん自分にしっくりきたのはこの本でした。

夢は紙に書くと実現する。手帖に書いて毎日読み返すとなおよろし、というのは結構よく聞く話で、実際に夢や目標を書き込むスペースのある手帖なんていうのも売られていたりします。

三年後までに叶えたい目標、五年後、十年後…と書く欄がはじめに設けてあったりして、月ごとにも細かく、夢実現のためにやるべきアクションを書くようなつくりになっていたりします。


そんな手帖をしばらく使っていたのですが、どうも私には合わなかったようで……三年後! 五年後! 十年後! それまでにここまで実現させる! って書いてるうちはとてもハイテンションなのだけれど、読み返すとき(特に元気のない日なんか)、ふううーって空回りのためいきが出てしまうのですね。いつのまにか夢が「やるべきこと」、義務になってしまっている。

ワクワクしていたはずの夢が重荷になっていたりなんかして…「夢のためにはあれをやんなきゃ、これもやんなきゃ!」と自分に発破をかけるものの、げんなりしちゃったりもして。

だけど、この本で紹介されている「願いごと手帖」は違うのです。願いごと(壮大な夢もちっちゃな望みも全部ひっくるめて)を「目標」や「To Do」にすりかえない。ただ、叶って欲しいことを書き留めておくだけ。

  • おうどんを入れるのにちょうどいい丼がひょっこりみつかる
  • いつのまにか早起き生活が身についている

っていうふうに、すでに叶っている状態を予言するみたいな書き方をします。本の中では「棚ぼた式」と表現されていました。書いたら、あとは何もせずに手帖を閉じておくだけ! すると、いつのまにか願いは叶ってしまうのです。

「ご冗談を。なにもせずに夢が叶っちゃうわけないでしょう」と思うでしょう?

叶うんですよ、これが。

目標をたてなくても、計画をたてなくても、ちまちま地道に実践しようとしなくても、気がつくと叶ってしまうんです。おすすめ。