〔日記〕ほしいままにする
- 晴れてつめたい朝の洗濯
- 赤いもの
- 山頭火
「書肆」という屋号を時折見かける。「しょし」と読むそうだ。
「肆」という文字は、訓読みでは「みせ」。書肆とはつまり書店のこと。
そのほかには「ほしいまま」とも読ませるという。
肆放(しほう)とは、やりたい放題のこと。
肆、いい文字だと思う。
晴れ晴れとした、うれしい手紙も来た、そして。――
種田山頭火 其中日記 (三)
私には財布の必要はない、郵便局で小為替の金を受けて、その足で、払ふ、買ふ、すぐまた無一文だ、さつぱりしてよろしい!
コツプ酒に酔うてゐたら、樹明君がきた、いつもとちがつて大真面目だつた。
電燈がどうしてもつかない、故障だらうと思つて電気局へ行つたら、電燈料の滞納(二ヶ月分)だから、点燈差止との事、なるほど無理もない、仕方がないから蝋燭を買つてきて御飯にする、そして寝た、寝たがえゝ、寝たがえゝ。
私の貧乏もいよ/\本格的になつてきた。
久しぶりに網戸と窓を拭う。ベランダも掃除する。
新しくお題を頂いた調査依頼の文献集め。
根を詰めて15時頃に一度息切れ。散歩がてら、作業場所を変える。
御成スタバへ。ブログをそれぞれ1時間ずつかけて2本書く。
ヒグラシへ向かう。
が、あまりに混んでいるので釈迦でひと息。
今日のイチオシは檀一雄流クッキング。
実家に行っていたジロウと合流。ヒグラシに再挑戦。
ちょうど入れ替えのタイミングみたいで空いていた。
鴨と生ハムのマリネ、クリームソースのペンネ、冷酒。
買い物をして帰宅。今日の映画は『お父さんと伊藤さん』。
主人公は34歳の彩(上野樹里)。職業は書店アルバイト。
彼氏は54歳の伊藤さん(リリー・フランキー)。小学校の給食のおじさん。コンビニのバイトをしていたときのバイト仲間だった。
20歳差カップルが同棲する部屋に、ある日突然、彩のお父さん(藤竜也)がやってきて、奇妙な3人暮らしが始まる。
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原作は劇作家、中澤日菜子の小説デビュー作。
第8回(2013年)小説現代長編新人賞を受賞。
もとのタイトルは「柿の木、枇杷も木」。
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伊藤さんはジロウよりも少し年下の設定のはずだけど、ジロウよりもずいぶん大人である。