醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕思い立ったときにしたいことができる

f:id:mia-nohara:20180723194608j:plain

  • はひまはつた虫は
  • 見つけた穴にはいつた
  • 山頭火

昨夜も寝苦しかつた、それは暑いためばかりではなかつた。
せつかくよう出来てゐた茄子に虫がついて、しだいに弱つてきた、どんな手当をしてよいか解らないので、灰をふりかけてやつた。

種田山頭火 行乞記 大田


水無月十一日、晴れ。

ジロウに寄り添い続けた一週間だった。
そろそろ自分のペースに戻そう。

思えば仕事を辞めてからのこの半年間、一番長く一緒に過ごしていた。
精神的にぼろぼろで、カジュアルに自殺しそうだったから、とてもありがたかった。

もうそろそろ、大丈夫だろう。
自分のペースで、どんどん行くのだ。

朝型の生活に直して、午前中にたくさん書きたい。
散歩も水泳もしたい。

溜まっていた日記を書く。
小説を書こうとおもったら、g.o.a.t がサーバーダウンしていた。
そろそろバックアップを取っておかなくては。

今日もとても暑い。
沖縄のほうが関東よりも涼しいらしい。


ジロウとBaan Hua Don でお昼。カオマンガイ

『京都のおばあちゃんに学んだお金の神さんに好かれる5つの知恵』を読み始める。


解散して、コンタクトを買いに行く。
おおよそ7年ぶりの定期検診もついでにうける。

なんと、視力が向上していた。
両目でコンタクトを入れた状態で1.5とのこと。
とくに眼球に傷も無く、問題無し。

図書館へ。
なんと、カウンターに並んだだけで予約本が出てくる(顔を覚えてくれているらしい)。

思い立って、大船へ。

決められた時間に決められた場所へ行くというのが本当に嫌だ。
思い立ったときにしたいことができる生活が心からありがたい。

ウンナナクールで下着を買い、CUBE SUGER でワンピースを買い、天然素材のアイシャドウを買う。

鎌倉に戻って、島森書店でノートと青インク、半紙「天神」20枚入りを買う。

ドラッグストアで赤いリップを買う。

材木座を散歩する。
砂浜で流されたと思われるビーチボールが、結構上流まで遡って来ていた。

ドラッグストアで重曹と過酸化ナトリウム、トイレットペーパーとボックスティッシュを買う。

一度帰宅して顔をじゃぶじゃぶと洗って汗を流し、アイシャドウを試してみる。

ジロウはまだ久里浜の実家でビールを飲んでいるらしい。
ぶらぶらと出掛けて、とのやまへ。
今日はヒグラシは社員研修(という名の飲み会)で全店お休みなのだ。

冷酒、お通しはスパサラ。
鮪山かけ、牛タタキ、ハツ。

帰り道に赤ワインとソルダムと炭酸水を買う。

ハンバートハンバートの「おかえりなさい」を口ずさむうちに歩きながら号泣してしまう。

ワインを注いだけれどほとんど飲めなかった。
深夜、ジロウが普通の感じでごきげんに帰宅。