醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕『メモの魔力』を実践してみる

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  • 重たいドアあけて
  • 誰もゐない
  • 山頭火

寒い、寒い、忙しい、忙しい――我不関焉!

種田山頭火 行乞記 (一)


霜月廿日、晴れ。

夢の中で、人差し指の先がぱっくり割れるくらいの怪我をする。血がだらだらと出るし、夢なのに痛みもある。ふと、現実世界で読んだ『秋山佳胤のいいかげん人生術』の中に、エーテル体の体が先に治癒されれば、物質的な肉体の傷も綺麗に治る、ということが書いてあったことを思い出す。

秋山佳胤のいいかげん人生術

秋山佳胤のいいかげん人生術

さあ、これは幻想が創り出した現実で、治ることに決めれば怪我は治るのだ、と念じる。念じたところで目が覚めた。指先はすっかり綺麗に治っていた。

11時頃に起きる。13時間くらい寝ていたらしい。夢の中が忙しいと、いくら寝ても眠い。そんなときは、たぶん彼岸のほうで懸命に生きているのだろう。

朝(?)昼(?)飯に、ジロウが肉南蛮うどんをつくってくれる。

各種振り込みをしに銀行へ行く。税金と公共料金を払える特殊なATMは空いていた。さくっと終わる。

島森書店へ。普段はA6文庫サイズのLIFEのノート(色はピスタチオ、横罫)を愛用しているのだけれど、『メモの魔力』を読んでもうちょっと大きいサイズのノートが欲しくなる。

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

同じくライフ株式会社のシュプフェルノートA5方眼を買ってみる。あと、長めの定規とフリクションの黒インクも。

図書館に行って予約していた本を借りる。

小さないじわるを消すだけで

小さないじわるを消すだけで


シティバイクに乗った熊みたいなおにいさんが、熊よけのベルを腰につけていた。リーン、リーンと、走る度にきれいな音。これなら、歩行者にも後ろから自転車が迫ってきているのがわかるだろう。「じゃまだじゃまだ」って追い払うみたいにベルを鳴らさなくても済む。

御成スタバへ行くものの、満席。駅前スタバへ行く。やけに腹が空いているので、珍しくチョコレートバーとホットコーヒーのトール。

溜まっていた日記を書く。


新しく買ったシュプフェルノートで、『メモの魔力』を実践してみる。最初のお題は「メモの活用の仕方」。

ジロウと合流して筍へ。太刀魚の酢〆350円、鮭のもみじ漬400円、厚揚げの肉味噌漬け、鰊の山椒漬け、土佐鶴。

ヒグラシへ。冷酒、チキンのローズマリーソテー、カレーとチャパティ。キッキリキの宵の部へ。日本酒三種飲み比べ+一種、とんぶりコンビーフ、サバサンド。ヒグラシ卒業組のお店が鎌倉に増えて喜ばしいことだと思う。

巻き寿司を買って帰宅。ぱたんと寝る。