醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕旅に出るとは言いづらいご時世ではありますが

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  • 子のことは
  • 忘れられない
  • 雲の峰
  • 山頭火

酒と句、この二つは私を今日まで生かしてくれたものである、若し酒がなかつたならば私はすでに自殺してしまつたであらう、そして若し句がなかつたならば、たとへ自殺しなかつても、私は痴呆となつてゐたであらう、まことに、まことに、南無酒菩薩であり、南無句如来である。

種田山頭火 行乞記 大田

日曜日。朝は晴れたけど、家を出るときにお天気雨。「天気の子」みたいな空模様だ。

天気の子

天気の子

  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: Prime Video

今日は亡き母の誕生日。コロナ第二波とGoToトラベルキャンペーンが相まって「旅に出る」とは言いづらいご時世ではありますが、これから宮古島へ行って来ます。

珍しく早めに家を出て羽田へ。9時出発。丸亀製麺で月見うどんとイカ天。ジロウは釜揚げとイカ天、南瓜天、かしわ天。保安検査場入り口の体温チェックモニター画像にテンションが上がる。面白がっている場合じゃないかもしれないが。ふたりとも36度2分、低めの平熱でした。健康。

ターミナル内のスタバでコーヒーを買って外を眺める。北海道に向かうらしい飛行機の上空には鳳凰。宮古島行きの飛行機に乗り込んだら、窓から龍神のような雲と、UFOの大船団のような雲が見送っていた。いざ空の旅!

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梅雨雲の合間を縫って飛行機は飛ぶ。ゴジラの大軍みたいな雲を眺める。後から見返したら、オーブが出ていた。

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宮古島に到着!

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空港にはピンクのジンベイザメの飛行機。牽引車も同じ柄でキュート。

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オリックスレンタカーで車を借りて平良の市街地へ。ホテル八城(やつしろ)さんにチェックイン。ぷらぷら散歩。まずは漲水御嶽(はりみずうーたきー、またの名をツカサヤー)さんにご挨拶。

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宮古神社さんにもご挨拶。

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呑みに出掛ける。こんなご時世だから、小さめの呑み屋さんは「島外者お断り」。焼肉の権兵衛は、予約でいっぱいだったみたいだけど「1時間だけなら」と入れてくれた。

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オリオンビール生中。タン塩並、シマチョウ、宮古牛ロースをそれぞれ1人前ずつ。宮古牛ロースは舌の上でとろけるよう。泡盛ロック、ナムル。野菜焼きはサービス。

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ディープな界隈を散策。観光客を入れてくれる店がなかなか見つからない。「中山」は大丈夫だった。瓶ビール、泡盛一合を二人でわけわけ。海ぶどう、自家製ジーマミー豆腐、鶏の唐揚げ。お通しはキュウリの漬け物と冷や奴。

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お会計を済ませて外に出たら、毛繕いする白猫。話しかけても全然動じない。