醒メテ猶ヲ彷徨フ海

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

中谷彰宏 『お金は使えば使うほど増える』

自分で稼いだお金で生活費をまかなうようになって、真剣にお金の使い方を考えるようになった。チラシやらネットの情報やら見比べて、とにかく安い店を探したり、よそのお店のチラシを持っていって「もう少し安くなりませんかねぇ」と値切ってみたりした。でも、この本の著者はこう云う。

お金は使えば使うほど増える

お金は使えば使うほど増える

値切るのはお金の使い方がヘタな人*1

一万円のものを八千円に値切るのは、二千円得したことにはならないんだって。二千円のサービス料を損しているんだって。

確かに、労力を使って安い店を見つけて買い物をすると、店員さんのサービスがいまいちだったりして気分が悪くなることもある。苦労して安い店を探し出して嫌な気持ちになるなんて、それで数百円〜せいぜい数千円くらい出費が抑えられても損したような気がするよね。

昨日、ガスファンヒーターを注文しました。安い家電屋さんじゃなくて、以前お世話になったことのあるお店で。安いお店で値切って買えば、ちょっと抑えた値段で手に入るかもしれない。でも、店員さんの笑顔(接客スマイルじゃなく)はきっと雲泥の差。「やあやあ、来てくださってありがとう。あれもこれもサービスしちゃう」と、結局返って安上がりになりました。

それから今日、アジアの雑貨屋さんで暖簾も買った。私はお金を払うとき、店員さんより先に「ありがとうございます」と言うことにしている。「こんなに素敵なものを売ってくだっさってありがとう」「きれいに包んでくださってありがとう」とか、そんな気持ちを込めて。そうすると、どうも憶えてもらえるらしい。

「ああ、このまえも来てくださった方ですね! うれしいなぁ〜おまけしちゃいますね」と、ここでもハッピーに得した気分。「なんとかして安く手に入れよう」というぎらぎらした気持ちは、きっと反対に損を生んでしまうねの。お店の人もいい気分になれるように……と考えてお金を使うのが、結局どちらも幸せになるいいお金の使い方なのだわと学んだこの二日間でした。

*1:中谷彰宏 『お金は使えば使うほど増える』 ダイヤモンド社 1999.1 p.38