醒メテ猶ヲ彷徨フ海|野原海明のWeb文芸誌

野原海明(のはら みあ)のWeb文芸誌

〔日記〕一時間でも二時間でも

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  • 暮れきらない
  • ほの白いのは
  • 水仙の花
  • 山頭火

村のデパートで、サケ一杯とタバコ一袋とを借りた。

種田山頭火 其中日記 (二)


睦月廿一日、曇りのち晴れ、暖かい。

自分のためだけに書いている日記は、多少わかりづらい文章でも、未来の自分が読んでわかるならそれでいい、と思っていた。『「あの世」の本当のしくみ』を読んで、考えを改める。ロジックな思考を鍛えるためにも、誰が読んでもわかりやすいものを書くように心がけたい。

9時18分に起床。米をといで、風呂に入る。以下、入浴中に読んだ本。

岡本かの子、その情熱に触れたくて、彼女自身の書いた小説と、彼女の人生を描いた小説とをあらためて読み直す。入浴時間は1時間38分29秒だった。

昼食はご飯に梅干し、ジロウ(ダンナ)作の「なんちゃってキムチ」、小松菜と豚肉の味噌汁。

小説「白濁」の手直しをする。プリントアウトしたものを毎日15枚ずつ読み進めて、赤字を入れていく。日記を書く。

ギターの修理に夢中になっているジロウを置いて、御成のスターバックスへ。noteを書く。

鎌倉ヒグラシ文庫へ。今日は紘一さん。菊水常温二合、ホタルイカとマグロとネギのぬた、明太子スパサラ、蒸し鶏。

ふと図書館の話題になり、うっかり熱弁しそうになって、やめる。もう図書館からはしばらく距離を置いておきたいと思っていたけれど、話し出せば一時間でも二時間でも語り出しそうな自分に気づく。でも、仕事終わりを癒やす一杯の時間に、私のそんな講義? 演説? を延々と聞かされても困るでしょうよね……(この一件については、あらためて一本の記事として書きたいと思う)。

ジロウの土産にカップヌードルシーフード味と炭酸、食べる昆布(そのまましゃぶれる昆布と間違えて買った)を買って帰る。お茶漬けをすすって、22時31分に寝る。