〔日記〕お祝いだからね
- ここまで
- はうてきた
- 蔦の花で
- 山頭火
曇、間もなく雨となつた、そして一日一夜降り通した。
種田山頭火 其中日記 (三)
のらりくらり、かういふ生活にはもう私自身がたへきれなくなつた。
朝からすごい嵐。
身体がぐったりしていて動かない。
とにかく寝続ける。
昼過ぎ、嵐去る。日まで出てきた。
ジロウは実家へ。
ワインと日本酒を一杯ずつ景気づけにあおり、夕方ようやく起き上がって風呂に入る。
日ノ出町へ。今日はTinys Yokohama Hinodechoのオープニングパーティーなのだ。
ふらふらとしながら向かい、柱の脇に陣取る。
知っている人はほとんどいないのではと思ってどきどきしていたが、馴染みの顔が結構あった。
しばらく会っていなくて、どうしているだろうかと思っていた人にも会えた。
ずっと文章を読んでいてくれた人とも会えた。
ごきげんで鎌倉へ戻る。
釈迦へ。
いちばんでかい漆塗りの片口で日本酒。
「お祝いだからね」と言われつつ。鯛のあら煮。