〔日記〕そのまままだ遂げていない
- 風はうらから
- 風鈴の音もつゝましく
- 山頭火
飯のうまさ、水のうまさ(モチ酒のうまさも)、食べるもの飲むもののうまさは行乞してからほんとうに解つた。
種田山頭火 行乞記 山口
徒歩禅は断じて徒労禅ではなかつた。
歩々清風である。
水無月一九日、晴れ。
夢。ジロウの両親が亡くなって、小上がりに亡骸が寝かされている。
夢に出てくる家は、やたらと長く繋がっている長屋が多い。
路地がそのままひとつの家になっているような。
来客の為、座を開けようと亡骸が寝ている布団をずるずると引っ張って動かす。
すると、その顔が不自然に動いているのだ。
死後一週間が経過していて、死後硬直もしているのだから、生きているわけがない。
なのにむっくりと、ジロウの母親と父親は起き上がって、ちょっと眠り過ぎた後のように何でもなく伸びをするのだ。
義母さんはにこにことしていた(でもその顔は、よく見れば知らないご婦人の顔だった)。
さて、これからの手続きが面倒なことになりそうだ。
もう死亡届も出してしまったのだし。
ジロウに相談しようと声をかける(ジロウの顔も、よく見れば知らない男の顔である)。
起きたけれど眠い。やたらと眠い。生理のせいだろうか。
11時頃から1時間ほど昼寝。
日記を書いて、
小説を書く。
ノートの移し替え作業。
2月に「やりたい」と思いついて、そのまままだ遂げていないやりたいことが結構あることに気づく。
12月の終わり頃から始めたノートは、ついに17冊目になった。
10日で一冊書き終わるペースだ。
図書館へ行って予約した本を借りてくる。
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ヒグラシへ。
冷酒三合、鮪中落ち、麻婆茄子。
ヒグラシの窓の眺めが気に入っている。
そのまま開発されないでいてほしいと思う。
いったん家に戻って、ジロウと出掛ける。
とのやまへ。
冷酒、ハツ、レバー、シロ、鮪山かけ。
解散して先に家に帰る。